CRKラジオ関西

  • radiko.jp いますぐラジオ関西を聴く
  • radiko.jp タイムフリーでラジオ関西を聴く

ばんばひろふみ!ラジオ・DE・しょー!

  • 2019年1月9日(水) 12時00分 おたかのシネマDEトーク

    おたかのシネマでトーク『ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー』(2019.1.9水)

    おたかのシネマでトーク

    今日は「ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー」をご紹介しました。

    監督 ケヴィン・マクドナルド

    出演 ホイットニー・ヒューストン、シシー・ヒューストン、エレン・ホワイト、メアリー・ジョーンズ、パット・ヒューストン

     

    人生には、山あり谷あり・・・。誰の人生にも紆余曲折があるものだけれど、ホイットニー・ヒューストンみたいに、その落差が激しい人はあまりいないのではないだろうか?

    エルビス・プレスリーやアレサ・フランクリンのバックコーラスなどをやっていた歌手シシー・ヒューストンが母親で、従姉妹にはあのディオンヌ・ワーウィック、D・D・ワーウィックがいるという音楽一家に育ち、幼いころから聖歌隊で歌うなど、歌の才能を認められ、モデルやクラブ出演を経て、1985年にアルバム“そよ風の贈りもの”でデビューするや、全米シングルチャートで7曲連続首位、女性シンガー初の全米アルバムチャート初登場首位など、瞬く間にスーパースターになったホイットニー。

    湾岸戦争真っ只中の1991年、第25回スーパーボウルでの国歌斉唱。
    1992年には、ケヴィン・コスナーと共演したあの映画「ボディガード」でスクリーンデビューを果たし、映画の大ヒットと共に、彼女の素晴らしい歌声が心に沁みるテーマ曲、ドリー・パートンの作詞作曲になる“オールウェイズ・ラヴ・ユー”も大ヒット。以後彼女の代表曲ともなり、サントラアルバムはビルボード・ホット・アルバム・チャートで20週間1位、チャートには141週(約3年弱)ランクインし続け、1992年から93年にかけての最大級のヒット映画、ヒットアルバムになったのだ。

    その「ボディガード」が公開されたのが11月。その直前の7月には、R&Bシンガーのボビー・ブラウンと結婚し、19933月には娘のボビー・クリスティーナ・ブラウンが誕生と、正に絶頂を極めた彼女の人生はその後、驚くほどの勢いで転がり落ちて行ってしまうことになる。
    夫からの暴力、薬物問題、体調を壊し声が出なくなり、それでも彼女はリハビリを経て再起に臨む・・・。

    2012211日、ビバリーヒルトンホテルの浴槽で48歳のその生涯を閉じたというニュースを聞いた時の衝撃は今でも覚えている。
    あんなにも素晴らしい歌声を持ち、あんなにも美しい笑顔で輝いていたホイットニーの人生の深い闇の部分を垣間見てしまったようで、何ともやるせなかった。

    沢山の周りの人々にインタビューし、ホイットニー・ヒューストン財団の完全協力で、未発表のホームビデオやアーカイブ映像など、貴重な彼女自身の記録映像も含め、客観的にその人生に迫っていく演出は、「ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実」や「ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンド」などで高い評価を得ているドキュメンタリー監督のケヴィン・マクドナルドの腕の冴えが存分に発揮され、音楽の向こう側にある、人間ホイットニーの姿を浮き上がらせている。

    そしてその後、心から愛した娘のクリスティーナが、まるで彼女の後を追うかのように、2015131日に自宅の浴槽で溺れ、7月26日に22歳の若さで亡くなってしまうという悲劇には、何故か因縁めいたものを感じずにはいられない。

    彼女は、本当のところ、幸せだったのだろうか?

    ★おたか★

    過去ログ…12月26日 放送 おたかのシネマでトーク「今年1年を振り返って

                   12月19日 放送 おたかのシネマでトーク「アリー/ スター誕生

                   12月12日 放送 おたかのシネマでトーク「彼が愛したケーキ職人

                   12月5日 放送 おたかのシネマでトーク「来る

                   11月28日 放送 おたかのシネマでトーク「ゲスト 池谷薫監督