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三上公也の朝は恋人

  • 2018年12月2日(日) 15時50分

    「日本酒ナビゲーター」講習会へ

    日本酒の知識を深めようと、きのう神戸市灘区にある沢の鶴本社で「日本酒ナビゲーター認定講習会」を受けてきました。
    「日本酒ナビゲーター」とは、日本酒は好きだけど、唎酒師のようなプロの資格はちょっと…。でも少し勉強したいし勉強した証が欲しいという人のためのものなんです。
    気軽に取れる「準唎酒師」のようなもので、役割は日本酒の素晴らしさを世に広めることです。
    そのためには清酒と料理の相性研究が必要とのことで実際にテイスティングを行いました。
    日本酒の味わいには4つのタイプに分類されるということで、左から香りの高いタイプの薫酒(くんしゅ)として純米吟醸酒、軽快で滑らかなタイプの爽酒(そうしゅ)として本醸造生酒、コクのあるタイプの醇酒(じゅんしゅ)として生酛造り純米酒、そして熟成タイプの熟酒(じゅくしゅ)として45年前に醸造された古酒が用意されました。
    アテには豆腐、ゴーダチーズと生ハムロール、いかなごのくるみくぎ煮、黒毛和牛佃煮そぼろ煮、明石だこのやわらか旨炊き、それに神戸ビーフラスクが。
    自分の舌で味わいながら相性評価(相性の良い悪い)、味覚上の反応(同じような要素で調和、料理の生臭みを抑える、反応なし、反発・・・)を記入していきます。
    これが結構難しいのです。人の好みもあり「これが絶対」というものではないとのことですが、日本酒学講師の先生とは全く逆の評価もあり、日本酒の奥深さを知りました。
    2時間半の座学(ほとんどテイスティング)のあと一人一人に修了証が渡されました。私は984号でした。後日日本酒ナビゲーターの認定証も送られてくるそうで楽しみです。
    セミナーの最後には粕汁が振る舞われました。
    工場の方のお話では、大吟醸などの高い酒よりも、普通の純米酒の酒粕の方が安くて風味もあり、精米率が低い方が酒粕としての栄養価も高いとのことです。それにしても美味しかったなぁ。身体も温まりました。「日本酒ナビゲーター認定講習会」は全国で開かれていて、事前申し込みさえすれば誰でも受講できます。
    開催日・開催場所などについては日本酒サービス研究会のホームページなどで確認してください。
    https://www.ssi-w.com/