山陽電車の車両の標準色といえば昔はクリームイエローとネイビーブルーのツートンカラーでした。その昭和の時代を駆け抜けたツートンカラー塗装を施した車両がこのほど復刻され、きのう姫路駅で出発式が行われました。

車両は3000系のオリジナル鋼製車（3030号）4両編成

およそ30年ぶりに外装は塗り替えられましたが車内は昔のまま

これに乗って通勤していた頃の懐かしさが甦ってきます

出発式の後は貸切列車の運行イベントが行われ東二見まで移動

私の乗った3号車は川崎車両で製造された昭和43年製の3505号

東二見車庫に移動して記念撮影会が開かれました。

神戸方面の先頭3030号

姫路方面先頭の3615号

緑色の「S特急」表示にしてもらって記念撮影

製造から50年が経過して老朽化の目立つ3000系は6000系新造車両に置き換えが進められています。そんな中、内装など更新されていない昔のままの3000系車両の定期検査が最後を迎えました。これを記念して登場当時の塗装を再現して引退への花道にしようという趣旨でツートンカラー復刻車両の登場となったそう。技術担当者の車両に対する熱い思いが伝わってきます。2021年春まで走り続けますよ。