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時間です!林編集長

  • 2018年6月4日(月) 19時37分

    20180604.編集後記

    言葉っておもしろいですよね。

    きょうの神戸新聞夕刊の小さい「ゎ」を使うことがあるかどうかという記事。

    確かに「関西学院」「くゎんせいがくいん」というように聞いていましたし、

    アルファベット表記も「KWANSEI」。

    これらはかつて使っていた表記(旧かなづかい)の名残だそうで、

    「新かなづかい」が普及したことにより、だんだん廃れてきた・・・

    というような内容でした。

    言葉はどんどん変わっていく

    変化していくものだけが生き残っていく

    使われなくなったら死語。

    だから『全然OK』(という言葉)も全然オッケー。」

    そう言われたのは、数々のドラマで京ことばなどの指導を担当された

    日本語学者で言語学者の堀井令以知(ほりい・れいいち)さん

    「全然~ない」と全然の後に続くのは否定形でなければいけない、

    と思っていた私たちは驚きました。

    実際に明治・大正期の文豪たちは肯定形で使っています。

    時代とともに変化していく言葉。

    使われないと死語になっていく。

    否定しか知らない私たちの世代は、そういう使い方を知らなかった、

    つまり使われていなかったから。

    使われない=死語になる、ということです。

    毎年発表される新語・流行語大賞というものがありますが、

    去年の大賞を覚えていますか?

    その前の年は?

    やはり言葉は使われてなんぼ、言葉はやはり生き物なんですね。

    堀井さんには一度お会いして話を伺いたかった。

    亡くなられているのでそれは叶わない夢ですが、

    堀井さんが書かれた本はたくさん出版されています。

    言葉に関心がある方はもちろん、そうでない方もぜひ!

    今日もありがとうございました。                                        

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