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寺谷一紀のまいど!まいど!

  • 2017年5月22日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(5月19日)

    今回のお題は芍薬」「若楓でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「持ちくれし心ばえかな山芍薬」
    「あつき視線に山芍薬震へ」
    「若楓重ね神域隠すほど」

    妙音新聞からは
    「芍薬や床に米寿の筆円相」(柏原市 永味啓子さん)
    「久しぶり絵筆にこめる花芍薬」(御坊市 松本裕子さん)
    「限り無き空の青さや若楓」(五條市 馬場廣道さん)
    「昼時の暖簾いそがし若楓」(藤井寺市 竹村智巳さん)

    つづいて著名な俳人の句をご紹介します。
    「石段の一筋長き茂りかな」(夏目漱石)
    「白牡丹 李白が顔に崩れけり」(夏目漱石)
    「芍薬は散りて硯の埃かな」(正岡子規)
    「鹿はまだ角芽ぐむ頃や若楓」(正岡子規)
    「茶屋静かに鹿 徘徊す若楓」(正岡子規)

    それでは出演者の皆さんの句をご紹介します。

    まず寺谷さんの句は、
    「芍薬に飲み過ぎた胃を助けられ」
    「八寸に盛られた珍味 若楓」

    アシスタントの中橋さんは、
    「芍薬や ふわりスカート広げたり」
    「光合成 緑深々 若楓」

    つづいて今週のリスナーのみなさんの句をご紹介します。

    「庭に咲き芍薬におい くしゃみする」(奈良県高市郡 裕さん)
    「芍薬や花が散りても思い出が」(奈良県高市郡 すれいさん)
    「参道に芍薬ならび神降臨」(守口市 守口のタヌキさん)
    「立ち上がる母に父言う芍薬と」(神戸市垂水区 ドリーのママさん)
     ※大森さんに校正していただいています。
    「美しい芍薬のよう あの人は」(東大阪市 やすよさん)
    「プロペラを紅く染めおり若楓」(大阪市 つきあかりさん)
    「若楓 夏も秋でも美しい」(奈良県高市郡 アーくんさん)
    「若楓 川底しずみ色つかず」(守口市 しんきいってんさん)
    「一年の命知ってか若楓」(神戸市垂水区 生涯現役さん)
    「若楓お題を聞きて東福寺」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「白壁の青空抜けて若楓」(交野市 星のブランコさん)

    それでは、出演者の皆さんが選んだ句を紹介します。

    大森さんは
    「立姿 白芍薬や雅人」(八尾市 ゴンちゃんさん)
    「柔らかに ほどけて芍薬 雨の庭」(姫路市 みよこさん)
    「若楓 星型の葉の小宇宙」(篠山市 まさあっこさん)

    ゲストの田畑さんは
    「若楓 緑揺らぐや夕散歩」(神戸市垂水区 ますきさん)

    中橋さんは
    「マイマイは芍薬飾り彼を待つ」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「若楓 秋には染まる あなた色」(たつの市 悪魔の囁きさん)

    そして今週の特選句は、
    「そそとした芍薬に見る立ち姿」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「若楓 夏の日ざしが やってきて」(奈良県高市郡 はるぴーさん)

    でした!

    次回のお題は虹鱒」「大山蓮華で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん(辯天宗婦人部総裁)
    1954年、 辯天宗宗務総長大森慈祥氏 (現管長猊下)と結婚。
    1960年得度、1965年辯天宗婦人部総裁に就任。
    文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など辯天宗文化部の発展に寄与。
    1995年、 大和礼法弁才御流興隆。
    1996年、大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    1997年茨木西ロータリークラブ会長。
    2009〜2010年RI2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。
    辯天宗ポータルサイト

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