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寺谷一紀のまいど!まいど!

  • 2018年2月28日(水) 09時00分 一紀のツーと言えばカー!

    スタッドレスタイヤについて

    今年は例年にない大雪が降るなど、車の運転には厳しい冬となりました。

    雪道を走る時に欠かせないのが、スタッドレスタイヤ

    昔はタイヤに鋲のついた「スパイクタイヤ」を使っていましたが、この鋲によって道路が削られてしまうことで粉じん公害が起きました。

    そこで、この問題に対処するためにタイヤメーカーが開発したのが「スタッドレスタイヤ」なんです。

    スタッドレスタイヤの最大のメリットは、もちろん雪道での安定した走行です。

    車が最も不安定になるカーブや下り坂で、スタッドレスタイヤは最大の効果を発揮します。

    またタイヤチェーンのように、取り付けるのに四苦八苦することもなく、タイヤを履き替えるだけですみます。

    しかし、スタッドレスタイヤも万能ではありません。

    デメリットとして指摘されるのが、

    • タイヤチェーンと比べて、価格が高くなりがち。
    • 交通量の多い場所では「アイスバーン」を作る原因になってしまう。
    • ゴム質が普通のタイヤより柔らかいため、制動距離やコーナリング性能が劣る。
    • パンク修理がしにくく、タイヤショップで直してもらうしかない。
    • 雨の日や路面が濡れた状態の時に、ノーマルタイヤよりスリップしやすい。

    などが挙げられます。

    そしてスタッドレスタイヤにも、当然「寿命」があります。

    タイヤの溝には「プラットホーム」と呼ばれる、タイヤの寿命の目安になる目印があります。

    タイヤを横から見た時に矢印で「プラットホーム」が付いている場所が示されています。

    この「プラットホーム」がタイヤの表面と同じ高さになったら、タイヤが50%摩耗している証なので、タイヤの交換が必要です。

    プラットホームの位置(ブリジストン ブログより)

    またシーズンオフの間は、タイヤをきれいに水洗いした後、水気を拭いて直射日光の当たらない場所に保管しましょう。

    そして保管するときは、タイヤの空気圧を半分程度にして、平積みにしておきましょう。

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