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寺谷一紀のまいど!まいど!

  • 2018年3月26日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(3月23日)

    今回のお題は彼岸」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「彼岸会の供養の炊き出しかやく飯」
    「家風あり彼岸の墓のそれぞれに」
    「彼岸会や対山にもむけ回向文」
    「しだれ咲き薄墨桜は満開に」

    妙音新聞からは
    「お彼岸や軍服兄の忌を修す」(八尾市 淺井祥多さん)
    「彼岸会の四代揃い南無の声」(柏原市 永味啓子さん)
    「其れ其れの好物供へ彼岸かな」(富山市 國見由利子さん)

    今回の上田秋成の句は、
    「彼岸とてあだ鐘つかす野寺かな」(漁焉)
    「片親にせめて彼岸は手を引かん」(漁焉)
    「菜の花やあすも日よりな夕埃」(漁焉)

    続いてに出演者のみなさんの句をご紹介します。

    寺谷さんの句は、
    「経営の宿願果たす彼岸かな」
    「春雨にぬれつつ今日もジム通い」

    アッキンの句は、
    「ふと見上げ差し込む光 彼岸かな」
    「春コーデ色鮮やかに決めてみた」

    西村さんの句は、
    「いつもより花屋賑わう彼岸かな」
    「サクラ咲く見上げる人のマスク咲く」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。

    「母の味 真似てぼたもち彼岸入る」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「そだねーの花は満開 春彼岸」(神戸市垂水区 生涯現役さん)
    「折からの雨や彼岸の数珠の音」(交野市 星のブランコさん)
    「お彼岸に雪の苦労が終わる春」(神戸市北区 たけしさん)
    「彼岸明け会いたい人よ また会えず」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「母や父 先祖の姿 彼岸かな」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「今は亡き御先祖会える彼岸かな」(神戸市北区 たけしさん)

    「鰆乗せ漁船行き交う日生港」(たつの市 悪魔の囁きさん)
    「来年は早めに買おう春コート」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「フライ追う足がもつれる春の風」(交野市 星のブランコさん)
    「プレハブの我が家舞い込むツバメおり」(淡路市 お散歩おじさん)
    「縁側で長閑、長閑と船をこぎ」(守口市 しんきいってんさん)
    「古城での年に一度の観桜会」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「同窓会25日に甲子園」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「夜桜にうなじの匂う月明かり」(松原市 まさひとさん)

    寺谷さんが選んだ句は
    「旅立った母を思いし彼岸かな」(赤穂市 風ちゃんさん)

    吉川さんが選んだ句は
    「若鮎の上る姿や勇ましき」(神戸市垂水区 ますきさん)

    大森さんが選んだ句は
    「春光に煌めく海と墓参り」(守口市 守口のタヌキさん)
    「里帰り彼岸桜や笑顔満つ」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「経木書き父母の戒名思い出す」(松原市 抹茶ぷりんさん)
    「結岸の寺の太鼓が轟きて」(姫路市 みよこさん)
    「不正をば正し動くや啓蟄か」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「あの春の蔦のからまる甲子園」(守口市 守口のタヌキさん)
    「重たげな櫻の蕾 明日を待つ」(姫路市 みよこさん)

    今週の特選句は
    「お彼岸や父に新酒で母に花」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「咲いてよし散ってまたよし吉野山」(神戸市垂水区 生涯現役さん)

    次回のお題は春の滝」「雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    1954年、 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
    1960年得度、1965年辯天宗婦人部総裁に就任。
    文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など辯天宗文化部の発展に寄与。
    1995年、 大和礼法弁才御流興隆。
    1996年、大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    1997年茨木西ロータリークラブ会長。
    2009〜2010年RI2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

    コーナー提供