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谷五郎の笑って暮らそう

  • 2018年7月21日(土) 10時02分

    田名部真理のひょうご町あるき 番外編

    番組では

    井上農園のいなみ野メロン
    農事組合法人ファーム稲加見谷営農の純米酒「稲加乃誉(いなかのほまれ)」
    スープ屋El Liston(エルリストン)

    をご紹介しました。※ブログをみてね

    というわけで稲美町をはじめて訪れる方のためにドライブコースを作ってみました!

    まずは県下最大のため池「加古大池」にほど近い「高薗寺(こうおんじ)」からスタート!

    法道仙人が650年頃に開基。「野寺の観音さま」と親しまれている高薗寺では
    毎年2/9,10に町の民俗文化財に指定されている鬼追い式が行われます。

    こちらの鬼は、豆で追われる鬼ではなく仏の化身として厄災を追い払ってくれる「鬼」。
    9日、10日両日とも赤鬼、青鬼が餅つき、餅切りの踊りの後、燃え盛る松明を境内に投げます!
    この松明を持ち帰ると厄災除けになるのだとか。

    「昔は泊まり込みで松明を作るなどしていましたが、地元保存会が平成3年度にでき、そのみなさんと協力して昔の形が継承されています」

    と浅田覚雄住職。

    ■ 高薗寺

    加古郡稲美町野寺851

    エルリストンでランチ→JAにじいろふぁ~みんでいなみ野メロンと稲加乃誉を購入した後は。。

    郷土資料館へGO!

    郷土資料館には、
    高薗寺の鬼追式についても資料パネルが展示されています。

    隣には「播州葡萄園歴史の館」が。学芸員の藤戸さんに伺ったところ、明治政府の国家プロジェクト「官営ワイナリー」として1880年に当時の加古郡印南新村で開園。欧州産葡萄の栽培、醸造、頒布を目的としていましたが、当時の技術では生育不全を解消できず、カビ菌も増殖したことから閉鎖。幻の葡萄園となっていましたが、平成8年
    偶然レンガ積みの遺構が発見され、その後の発掘調査では未開封のワイン瓶まで出土!新規事業に果敢にチャレンジした当時の人々の思いが伝わってきます…!


    また、いろいろ教えてください!

    ■稲美町立郷土資料館

    加古郡稲美町国安1286-55 電話079-492-3770

    そして隣接しているいなみ文化の森もおすすめ!
    文化の森は、公民館であるふれあい交流館、文化会館コスモホール、図書館の複合施設です。

    その中の文化会館コスモホールは音楽好きにはたまらない、天井が高く音が会場を包み込むような「シューボックス型」ホールで、音響のプロも太鼓判。

    毎月第一水曜日の19時~は入場無料の「夢コンサート」が開催されています。吹奏楽やクラシックなど様々なジャンルの演奏が毎月無料で楽しめるなんて、贅沢!

    ■稲美町立文化会館コスモホール

    加古郡稲美町国安1286-1 電話079-492-7700

    こうした「暮らしやすさ」もあってか、稲美町役場では今年4月から「こども課」が発足。

    妊婦さん~未就学のお子様までのお困りごとをワンストップでサポート!

    お邪魔した日は1歳遊びの会が行われていました。

    ペットボトルや紙皿などお家にあるものを使ってつくった楽器で思い思いに遊びます!
    購入したおもちゃより一緒に作ったほうが子供も愛着がわいて長く遊んでくれるのだそう。

    地域のかたの「見守り力」があるからこそ
    歴史が継承され、農産物豊か、暮らしやすい稲美町!

    ぜひ訪れてみてくださいね。