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    俳優 春田純一 「70分間 セリフなし、音楽なし」の演劇について語る

    俳優の春田純一と、神戸三宮シアター・エートー支配人、大下順子が、14日、ラジオ関西(神戸市)の「桂春蝶のバタフライエフェクト」(毎週火曜10:00-14:55)の生放送にゲスト出演した。

    2人とも8月17日から神戸三宮シアター・エートーではじまる、舞台「チョコレートケイキ」に出演する。「チョコレートケイキ」の主要な登場人物は、ある死刑囚の男と五人の刑務官。 人が重い罪を背負い、法の下に裁かれ、やがて最後の瞬間を迎えるまでのリアルな過程を 「セリフなし、音楽なし」で70分間、演者の呼吸音だけが劇場を支配するノンバーバル(非言語)演劇だという。設定があるだけで台本と呼べるものはない。
    春田は「演者が、その時、その時のそれぞれの感覚で行動することになるので、どういう舞台になるか誰もわからない」「公演は毎回違う展開になるかもしれない」と語る。また、「私たち俳優は、つい演技をしてしまう、その時の自然な動きをこころがけたい」とも。

    シアター・エートーは、神戸三宮にある小さな劇場だ。大下は「もともと芸大のプレハブ小屋をイメージしてわざわざ小さい劇場をつくってみました」。春田は「ホントにすぐ目の前で芝居している役者がみられるすごくいい劇場」と語る。過去に同劇場で独演会を開いたことがある桂春蝶は「とてもやりやすい劇場、演者の息遣いが全部伝わる劇場ですね」と感想を述べた。
    ぜひシアター・エートーで行われる「チョコレートケイキ」で演者の息遣いを体験してはいかがだろうか。

    <舞台>
    春匠 -HARUTAKUMI-「チョコレートケイキ」春田純一主演・演出
    8月17日(金)~19日(日)全6回公演
    前売4,000円/当日4,500円 全席自由席
    神戸三宮シアター・エートー 078-231-0011

    ラジオ関西「桂春蝶のバタフライエフェクト」| 2018年7月14日(火)放送分