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  • 2019年6月5日(水) 14時30分 エンタメ

    「笙」の新たな魅力発信に挑む雅楽演奏家の東田はる奈さん「古典も、新しい出会いも大事にしたい」


    「この世界に私もはまりたいと思った」と、雅楽器「笙」(しょう)の魅力を語る、笙奏者の東田はる奈さん(写真:ラジオ関西)

     5日のラジオ関西『三上公也の朝は恋人』(月曜~木曜 7:00-9:53)では、神戸市出身の若き雅楽演奏家で、笙(しょう)の奏者である東田はる奈さんがゲスト出演。笙の魅力や、「古典も、新しい出会いも大事にしたい」という思いのもとでの西洋楽器とのコラボレーションなどについて、東田さんが番組を通じて発信した。


     元々は中学、高校時代に吹奏楽で、サックスやクラリネットを演奏していたという、東田さん。「演奏することがすごく楽しかったが、高校生のとき、『私は音楽を続けたいけど、どうしようかな』と先の進路に悩んでいた」ところで、後に師事することになる笙奏者の伊藤えり氏の演奏を聴いたことをきっかけに、笙の魅力に引き込まれることに。「今までやっていた音楽とは違う衝撃を受けまして、この世界に私もはまりたいと思ったんです」。そこで、大阪桐蔭高校から、雅楽を学べる東京藝術大学邦楽科に進学。学生時代は古典を中心に勉強し、様々なイベントで笙の演奏を行うだけでなく、オーボエ奏者の志村樺奈さんと、東洋(笙)と西洋(オーボエ)を表す「Oriental-Occident」というユニットを組み、古典から現代曲まで幅広い分野に挑戦している。


    生放送のスタジオ内で、笙を演奏する東田はる奈さん(写真:ラジオ関西)

     職人が一管一管手作りしている、笙。竹が17本合わさって、伝説の鳥、鳳凰が、羽をたたんで休んでいる状態を模していることから『鳳笙』ともいわれているが、その音色は、「海外の方からはパイプオルガンみたいだねといわれることが多くて、オルガンの祖先ともいわれたりしている」と、東田さん。『三上公也の朝は恋人』生放送内でも、実際に笙を演奏し、その繊細、かつ、神々しい音を披露した。ちなみに、「笙という楽器は非常にデリケート。なかに金属のリードがあり、それが冷たくなると音が出なくなる」(東田さん)ということで、スタジオにも六角形の電熱器を持ち込み、演奏直前まで、笙をくるくると回しながら温めるなど、その音の維持の大変さもスタジオでは紹介していた。


    「笙という楽器は非常にデリケート」と東田さん。スタジオ内でも演奏直前まで電熱器で温めていた。(写真:ラジオ関西)

     また、Oriental-Occidentの活動では、昨年8月に1st Albumの「Ocean」をリリース。「笙でもメロディを演奏できるというのを楽しんでいただければと思います」と東田さんも語るように、『もののけ姫』や『G線上のアリア』などをオーボエと笙のコラボレーションで演奏している。「なかなか西洋の楽器と笙とで一緒にやる機会というのはないのですが、古典も大事にしつつ、そこから新しい出会いというのも大事にしていきたい」というなか、7月には、昨年に引き続き、ピアノも含めたジョイントコンサートも実施する。「以前も、いろんな曲をアレンジさせていただいたが、今回は割と限界に挑戦というか、いろいろ攻めたプログラム。ピアノも、笙も、オーボエも、今までとは少し違った楽しみができると思います。お客様には近い距離で見ていただけるので、それがうれしいですね」(東田さん)。番組パーソナリティーの三上公也は「どんな『ショー』になるのか、楽しみですね!」と、笙にかけて、若き笙奏者の演奏に期待をこめていた。

     東田さんの笙の演奏を生で聴くことができる「Oriental-Occident×北村明日人ジョイントコンサートin東京&神戸」。東京公演は7月14日(日)に赤坂のクラシックライブハウスCasa Classica(13:30開演)、そして、地元凱旋となる神戸公演は7月21日(日)に三宮・旧居留地にあるスタインウェイ&サンズ神戸コンサートホール(15:00開演)で開催される。詳しくはOriental-Occidentの公式ホームページ(https://oriental-occident.crayonsite.com/)まで。


    (写真:ラジオ関西)

    【公式サイト】三上公也の朝は恋人