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  • 2019年9月17日(火) 15時45分 スポーツ

    ヘディングで決勝点を決めた神戸FW小川慶治朗「うまく相手とも駆け引きできた」

     毎週月曜日の午後6時からラジオ関西で放送している、サッカー・J1のヴィッセル神戸応援番組『GOGO!ヴィッセル神戸』。16日放送回のウイークリーマッチレポートでは、2-1で勝利した明治安田生命J1リーグ戦第26節、松本山雅FC戦をプレイバック。そのなかで、ヘディングシュートで決勝点を決めた小川慶治朗の試合後インタビューを届けた。

     試合では前半13分という早い段階で、ダビド・ビジャのスーパーゴールにより先制点を得た、神戸。それでも、「欲を言えば2点目をもう少し早めに取ってほしかった」とトルステン・フィンク監督も試合後の会見で述べたように、主導権を握りながら、なかなか追加点が奪えず。1-0のままなら、セットプレーに強い松本に追いつかれる可能性もあっただけに、いやな流れになりかけた。そこでチームにぐいっと勝利を引き寄せたのが、71分に投入され、その9分後となる80分にゴールを決めた、小川だ。

     試合後、番組パーソナリティーの宮川陽香からインタビューを受けた際には、ベンチから見ていたチームの戦況について「すごく選手同士の距離感もよかったし、うまくシュートまでいけていたので、いい展開で進んでいるなと思ってみていました」と述べた、小川。ピッチに入ってからも「役割としては、(交代した古橋)亨梧と変わらないので、うまく相手とも駆け引きできたし、裏を突く動きでスペースを作ることもできたので、うまくチームとして戦えていたと思います」という。

     そういったなかで生まれた、小川にとっての今季リーグ戦2得点目。「うまい具合にマークを外せたので。ピッチもスリッピーだったこともあり、勢いの強くないヘディングシュートでしたが、入ってよかったなと思います」と照れながら振り返りつつ、西大伍から来たクロスに対して「僕も相手のDFと駆け引きしていて、バランスが崩れていたので、あそこでトラップしても流れるなと思ったので、首でもっていこうかなと思ったら、いい感じで入りました」と、即興の判断でヘディングをあわせたエピソードを語った。

     このゴールは生え抜きのアタッカーにとって、今後に向けても大きな価値のある1点。ここから乗っていくためにも、クリムゾンレッドのサポーターからも絶大な支持を受ける背番号13は、すぐにやってくる天皇杯ラウンド16に向けても、気合をこめる。「タイトルをとったことのないチームなので、とるためには勝たないといけない。そのためにはしっかり準備をしていきたい。いま僕もいろんなポジションをやっていますが、どこで試合に出ても得点が狙えるように頑張っていきたい」。港町のスプリントキングは、現在天皇杯2戦連続ゴール中。当然、3試合連続の得点でチームを勝利に導くことを、神戸にかかわる誰もが願っている。

    【公式サイト】『GOGO!ヴィッセル神戸』