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  • 2019年6月5日(水) 14時45分 トピックス

    スマホでスムーズな避難アプリ「ひょうご防災ネット」

     災害が起きたときにスムーズに避難できるよう行動を助ける、スマートフォンアプリ「ひょうご防災ネット」のサービスが始まりました。

     兵庫県内では、去年の西日本豪雨でおよそ105万人に避難指示や避難勧告が発令され、台風21号では33万人に発令されました。ところが、実際の避難率は、西日本豪雨で0・6%、台風21号では1%にとどまっています。

     このアプリのメニュー「マイ避難カード」を設定すると大雨などの災害が起きたときに「逃げ時」として避難するタイミングを知らせ、最寄りの避難所を地図で表示します。

     これまでの「ひょうご防災ネット」は事前登録した人へ文字情報がメールで届いていましたが、アプリでは、GPSを使った地図で避難所を確認できるほか、12の外国語に自動翻訳される機能があります。さらに、自宅や勤め先の災害の危険性をアプリで学ぶことができ、気象情報や川の水位などが分かる便利なリンク集を使うことができます。

    ひょうご防災ネットスマートフォンアプリ
    http://bosai.net/app_introduction/app_introduction_jp.html

    iOS
    https://itunes.apple.com/jp/app/id1458839848?l=ja&ls=1&mt=8

    Android
    https://play.google.com/store/apps/details?id=net.bosai.appli

    『時間です!林編集長』 2019年6月4日(火)

    放送後1週間聴取可能、エリア内無料 radikoプレミアム会員はエリア外聴取可

    【公式サイト】時間です!林編集長

  • 2019年1月9日(水) 13時02分 防災

    いまこそ過去の災害に学ぶとき 阪神・淡路大震災24年を前に兵庫県知事が決意


    阪神・淡路大震災から24年となる1月17日を前に、防災に向けた思いを語った、井戸敏三兵庫県知事(写真:ラジオ関西)

     阪神・淡路大震災から24年となる1月17日を前に、兵庫県の井戸敏三知事は8日、地元であるラジオ関西の番組に生出演し、「震災25年に向けて経験・教訓の風化対策に力を入れたい」と防災に向けた思いを語った。

     出演したのは月に一度レギュラー出演している「三上公也の情報アサイチ!」(毎週月曜~木曜、6:00-9:53)内の県政広報コーナー「こちら知事室!井戸敏三です」。

     井戸知事はその中で「阪神・淡路大震災の経験や教訓がちゃんと受け継がれて、南海トラフ対策にきちっと備えられているか。風化の懸念が強まっていると心配している」と危惧を示した。

     特に、話が昨年6月の大阪府北部地震に及ぶと「どちらかというと混乱が先で、的確な行動ができていたのか……と思う。過去の災害に学んでないことが多すぎる」と厳しく指摘。

     また国が策定を促している避難行動要支援者の「個別支援計画」についても言及し、「昨年7月の西日本豪雨でも問題が明らかになったが、災害弱者の個々の避難を誰が担うのか計画を作っておかないと置いていかれてしまう。個々の計画は兵庫県でも5%しかつくられていない」、と災害対策に力を入れてきた兵庫県の24年目の実態も明らかにした。

     そのうえで「やはりもう一度原点に返って、震災の経験・教訓を次なる災害にどう活かしていくか、この心構えと対応が問われている。(来年度の)震災25年に向けて風化対策に力を入れる。地域力、防災力が我々の安全に直結している」と決意を語った。

     なお兵庫県などでつくる「ひょうご安全の日推進県民会議」は、毎年1月17日に震災の記憶をつなぐため被災地を歩く「1・17ひょうごメモリアルウォーク」を開催している。井戸知事は毎年ウォークに参加しており、今回は須磨海浜公園出発の西15kmコースを歩く予定。井戸知事は「大阪府北部地震では通学・通勤途中での被災した際の対応が問われた。震災の当時を振り返るだけでなく、対策につなげることを意識して参加しほしい」と呼びかけた。

     なおラジオ関西では阪神・淡路大震災から24年を迎える1月17日は、朝5時半からの特別番組(5:30-5:59)で東遊園地など県内各地での黙祷の様子を伝えるほか、「三上公也の情報アサイチ!」をはじめ各番組の特集で、24年目の1・17を迎えた被災地の表情を伝える。

    【三上公也の情報アサイチ!】
    ラジオ関西が平日朝にお送りしている情報ワイド。最新の全国・国際ニュースから兵庫の話題までわかりやすく伝える。日替わりのコメンテーターによるニュース解説も各専門分野を活かした内容で、兵庫・関西から社会の動向を見つめている。メインパーソナリティはラジオ関西アナウンサーの三上公也。アシスタントは木谷美帆(月・火)、上原伊代(水・木)。

    ラジオ関西「 三上公也の情報アサイチ!」| 2019年1月8日(火)放送分
    放送後1週間聴取可能、エリア内無料 radikoプレミアム会員はエリア外聴取可



  • 2018年9月18日(火) 11時01分 防災

    林編集長、現地レポート 北海道胆振東部地震の被災地でみた、「本当に大切なこと」


    北海道胆振東部地震の被災地で現地取材を行った林アナウンサー。写真は厚真町社会福祉協議会での様子(写真:ラジオ関西)

     9月6日未明に発生した北海道胆振東部地震。道内で初めて震度7を観測した被災地に入った。

     新千歳空港から車で36人が亡くなった厚真町へ向かい、1時間ほどで到着。避難所にもなっている町の施設の入口には、ペットボトルの水や、マスク、おむつなど、支援物資が積まれていた。夫婦で避難している70代の女性は、「電気が止まっているので、家に帰っても片付けのための掃除機もかけられない。娘の家には赤ちゃんがいるので、いつまでも世話になれないので、ここに来た」と話していた。

     役場をあとにし、多くの犠牲者が出た吉野地区に向かう。私が行ったときは安否不明者すべての遺体が収容された後だったが、自衛隊員は住民が亡くなった家の捜索を続けていた。指揮をしていた隊員に話を聞くと、「亡くなった方が使っていた遺品の捜索を続けている。使えるものはすべてご家族にお渡しするための作業です」とのこと。冷たい雨のなか、黙々と活動している隊員の姿が印象的だった。

     厚真町をあとにし、むかわ町へ。役場前にある道の駅では、道内を拠点にボランティア活動をしている70代の男性に出会った。この男性はボランティア活動を40年以上続けているそうで、各地から駆けつけたスタッフとともに炊き出しをしていた。「1日800食を作る。ご飯は自衛隊から提供してもらって、各地から送られた食材を使って提供している。毎日違うメニューを出していて、きょうは麻婆茄子をご飯にのせた丼」。男性は妻とともにワゴン車で寝泊りして支援を続けている。


    北海道胆振東部地震の被災地で現地取材を行った林アナウンサー。写真はむかわ町での様子(写真:ラジオ関西)

     むかわ町から今度は安平町に向かう。安平町についたのは、薄暗くなった頃。この町はボランティアセンターの立ち上げがとても早かった。地元にある学校法人の職員が中心となり、地震発生の2日後にセンターを立ち上げ、翌9日に受け入れをスタート、10日から公式に活動を始めた。立ち上げに関わった担当者は「被災者が何を求めているのかを聞き取りながら、動きながら考えている」と話す。

     もうひとつ、この町で注目すべきことは、避難所。安平町内の花園と若草という2つの町内会が活動拠点にしている「花若会館(公民館のような施設)」には、地震直後から住民が集まり始めた。この町内会では日頃から町とともに防災訓練を行ったり、お祭りなどの行事を年間20回以上も行っている。子供から高齢者まで、普段から顔の見える関係を築いていた。安平町の関係者は「避難している人たちの食事風景はまるでクリスマスパーティのよう」と言う。町内会の役員にそのことを尋ねると、「そう見えるかもしれない。みんなでこうやって集まって食事をすると、不安も和らぐ」と笑顔が返ってきた。

     阪神・淡路大震災以降、地震や台風などの自然災害が多発している。ハード面の強化や対策はもちろん必要だが、これらには多額の費用と時間がかかる。しかし、安平町で出会った人たちは、被災しているにもかかわらず、笑顔が見られた。やはり、いざというときに頼りになるのは人と人のつながり。安平町の花園・若草地区の取り組みは、防災・減災対策において「本当に大切なこと」を私たちに示していると感じた。


    北海道胆振東部地震の影響で道路にあふれた土砂を作業する様子。震災の爪あとの大きさを感じさせる。(写真:ラジオ関西)

    ラジオ関西「時間です!林編集長」| 2018年9月11日(火)放送分

    放送後1週間聴取可能、エリア内無料 radikoプレミアム会員はエリア外聴取可

    【公式サイト】時間です!林編集長

  • 2018年8月1日(水) 14時45分 社会(政治・経済・国際など)

    岡山・真備町 災害ボランティア体験ルポ

     


    ひょうごボランタリープラザがチャーターしたバスで、岡山県真備町へ向かうボランティア(写真:ラジオ関西)

     西日本豪雨で大きな被害を受けた岡山県真備町で復旧作業を手伝うボランティアをラジオ関西の池田奈月アナウンサーが自ら体験し、ボランティア活動の現実を番組で語った。

     これは「ひょうごボランタリープラザ」が7月27日、真備町へ向けてチャーターしたバスに、池田アナがボランティアのひとりとして参加したもの。早朝6:30に神戸駅前を出発、真備までおよそ3時間。参加者36人のうち、12人が同じグループとして振り分けられ、自営業の男性の2階建て住宅で作業を手伝うことに。大雨で1階部分がすべて水につかったという。日本家屋の土壁ははがれ、枠だけになっている。汚泥はすでに乾いていて、手で触ると粉々になった。庭には部屋の中から掻き出した土砂が山盛りになっている。これをスコップですくい、土のう袋に入れて一輪車で運び、業者の引き取りを待つ状態にまで調えるのがボランティアに任された作業だ。当日の気温は33度。厳しい暑さの中、被災宅の家族が笑顔で「ようこそ。ありがとうございます」と迎えてくれた。気丈に振る舞う様子を見て、少しでも役に立ちたいという気持ちが膨らんだ。

     地元の川べりに“災害ごみ”が壁のように連なっている。こうしたごみがどのように運ばれて処理されるのかと考えると気が遠くなった。同行したあるボランティアの言葉が身にしみる。「“災害ごみ”と呼んでいるが、その中には被災者が大切にしてきたものが埋まっている、と意識しながら作業にあたりたい」 庭で土をすくう作業中、人形の顔が2つ出てきた。ほかのボランティアらと「お雛様かもしれないね」と話し、そっと脇に置いた。


    西日本豪雨に襲われた岡山県真備町で、川べりに積まれている災害ごみ。(写真:ラジオ関西)

     ボランティアの中には経験豊富な熟練者がいて、自らタイムキーパーを申し出て作業時間と休憩時間の号令をかけたり、土のう袋の結び方や効率的な土の詰め方を教えたりしている。こうした知恵は、阪神・淡路大震災で各地からの支援を受けたのをきっかけとして、ひょうごボランタリープラザが培ってきたノウハウなのだろうと感じた。

     作業を手伝いたい、という気持ちがあれば誰でもボランティアに参加できる。埃の逆流を防ぐ弁がついた防塵マスク・目を覆うゴーグルなど、必要なものはセンターが配布するマニュアルで確認できる。飲み水は、常温のボトルと凍らせたものをセットで持っていくといい。帰りは、バス乗車前に風呂で汗を流せる。

     ボランティアとして作業に参加する以外にも支援の方法はある。倉敷市内の美観地区は被害が少ない。現地にでかけて名産品を買うことも復興に貢献する方法のひとつだ。

    ラジオ関西「時間です!林編集長」| 2018年7月30日(月)放送分

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    【公式サイト】時間です!林編集長