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山崎整の西播磨歴史絵巻

番組内容

山崎整が兵庫県西播磨地域の歴史の魅力をお伝えします。

放送は終了しました。ご愛聴いただき、ありがとうございました。

  • 2018年6月24日(日) 08時30分

    城山城と嘉吉の乱

    2018年6月19日(火) 放送 / 2018年6月24日(日) 再放送

    これまで、何度も「城山城」についてお話してきましたが、何と言っても赤松氏がこの城で一度断絶した事実が最大の出来事でした。なぜ赤松一族が籠城の末、滅ぼされなければならなかったのか。これは、もうお分かりのように「嘉吉の乱」の結果です。赤松円心の長男・範資が亡くなった後、宗家を引き継いだのは三男・則祐でした。その息子・義則のさらに息子・満祐(みつすけ)、つまり円心の曽孫が、第6代将軍の足利義教(よしのり)を殺害したのが「嘉吉の乱」でした。名前の読みが同じで紛らわしいですね。満祐の父・義則は、義理の義に規則の則で、殺された将軍の義教は、同じ義理の義に「教える」という字です。

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  • 2018年6月17日(日) 08時30分

    祇園岳城

    2018年6月12日(火) 放送 / 2018年6月17日(日) 再放送

    赤松氏について詳しく語る前に、たつの市新宮町馬立(うまたて)にある「城山(きのやま)城」についてお話しましたが、この城と密接な関係があったとみられる別の山城がすぐ北側にあります。「祇園岳城」と言います。城山城の北側の尾根続きに位置し、その名の通り祇園岳(340メートル)の山上に築かれていますが、城山城の出城だろうと考えられる以外に詳しい築城の経緯は分かりません。恐らく赤松一族が深く絡んでいるものと思われます。

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  • 2018年6月10日(日) 08時30分

    赤松氏一族(下)

    2018年6月5日(火) 放送 / 2018年6月10日(日) 再放送

    西播磨の山城を理解するのに欠かせない「赤松氏」について、2回にわたってお話しました。最も有名な赤松円心を中心に、3人の息子と各系統について説明してきました。長男・範資(のりすけ)は、息子の代になって細川氏に播磨国守護を乗っ取られました。次男・貞範の系統は本人が美作国守護となったのが最高位で、後に赤松の本宗家が長男から三男の系統に渡ってしまった不運に加えまして、時の足利将軍に気に入られたのは良いのですが、ひいきの引き倒しが、あの「嘉吉の乱」の原因となりました。そして三男・則祐の系統は、何かにつけ波乱万丈で、円心の曽孫・満祐(みつすけ)が、第6代将軍の足利義教(よしのり)を殺害する「嘉吉の乱」を起こしてしまい、絶頂期の赤松本宗家が断絶しました。

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  • 2018年6月3日(日) 08時30分

    赤松氏一族(中)

    2018年5月29日(火) 放送 / 2018年6月3日(日) 再放送

    西播磨の山城を語るのに「赤松氏」の歴史は欠かせません。前回は、赤松則村(円心)の長男・範資(のりすけ)の系統について、その息子・光範が摂津国守護職を継いだところまでは良かったが、それをライバルの細川氏に奪われ、後は先が細ってしまうと話しました。

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