ラジオ関西 緊急地震速報

ラジオ関西ではどう伝えるか?

ラジオ関西では2008年9月から、緊急地震速報の放送運用を実施しています。運用に際しては、 周辺の関西民放ラジオ社と申し合わせのうえ、関西地区で「震度5強」以上の地震が予測される時のみ、「緊急地震速報」を放送するという形をとってきました。

運用開始時に、「震度5強」以上を基準に設定した際は、

  1. @関西圏では、最近起きた比較的大きな地震でも「震度5弱」では建物にも人的側面でも被害が ほとんど発生していないこと
  2. A高速道路上のドライバーによる過剰反応(急ブレーキなど)によって、事故が発生する可能性

の2つが主な根拠となっていました。

しかし、その後のスマートフォンの急速な普及により、震度5強未満の地震に関する速報がラジオ 以外の手段で個人に通知されることが一般化した現在では、ラジオ放送のみが「震度5強」にこだわる必然性は薄れています。自然災害が多発し、ラジオをお聴きの皆様の災害関連情報への関心が強まる中、地震に対するラジオの速報性をより高めることが必要ではないかと考えました。

その観点から、ラジオ関西では、2019年5月27日より、次のように運用基準を変更することになりました。

兵庫県・大阪府・京都府・和歌山県で「震度5強以上」
→ 兵庫県・大阪府・京都府・和歌山県で「震度5弱以上」

これまで、震度5『強』以上で緊急地震速報を放送するとなっていた基準を、震度5『弱』以上で放送する形に変更させていただきます。

  • 緊急地震速報は秒を争う「速報」のため、通常番組、コマーシャル、提供クレジットを放送中でも、中断して放送します。
  • 「地域情報」という緊急地震速報の特性から、上記地区以外で大きな地震が発生しても緊急地震速報は放送しません。