淡路島にたたずむ灯台のショートケーキ、“グッ”とくる「江埼灯台」昔の写真を探しています!

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 淡路島にたたずむ、明治初期に建設された石造りの洋式灯台「江埼(えさき)灯台」(淡路市野島江崎)。

江埼灯台(淡路市野島江埼)
江埼灯台(画像・「灯台女子」不動まゆうさん提供)

 白亜で背の低いフォルムが愛らしく、周辺は瀬戸内海国立公園に指定、灯台の中や機器などが公開され、灯台のレンズがある部屋からは明石海峡を一望することができ、素晴らしい眺望。経済産業大臣から近代化産業遺産として認定を受けている。

江埼灯台の位置(淡路市野島江﨑)

 江埼灯台は来年(2021年)初点灯から150年を迎える。そこで神戸海上保安部が「江埼灯台150周年プレイベント」の一環として、江埼灯台の歴史の道のりを後世に残したいとの思いで、古き良き時代の江埼灯台の写真の提供を募っている。

無人化されて40年近い歳月が 周囲の風景も変わった
無人化され39年 周囲の風景も変わった(画像提供・神戸海上保安部)

 江埼灯台は、イギリス人技師・ブラントンが設計、明治4年(1871年)日本で8番目に建設され、この年の6月14日(旧暦・4月27日)に初点灯した石造りの洋式灯台。建設当時の姿をそのまま残す現役灯台としては2番目に古く、歴史的・文化的にも価値ある建造物とされる。

 日本では多くの灯台が外側から眺めることしかできない。だが毎年11月1日の灯台記念日など特別な日の前後に、海上保安庁が一般公開することもある(江埼灯台については2020年の公開予定はない)。

江埼灯台(画像・「灯台女子」不動まゆうさん提供)
江埼灯台(「灯台女子」不動まゆうさん提供)
江埼灯台の「第3等大型・不動レンズ」
江埼灯台「第3等大型・不動レンズ」窓越しに明石海峡大橋(「灯台女子」不動まゆうさん提供)

 灯台は光り方によって、どこの灯台か識別できるよう、それぞれに光の周期が決められているという。江埼灯台では5秒毎に白と赤の光が交互に見えるよう、レンズではなく内部の赤いフィルターを回転させ、周期を作り出している。

 1995年の阪神・淡路大震災では外壁にひびが入るなどしたため、修繕して建造当時の姿を維持させているが、時代とともに周辺の風景も変わったという。いまは灯台ファンが写真投稿アプリ「インスタグラム」にその風景をが数多く投稿されているが、意外にも創建時から昭和50年代までの写真が残されていないという。

 灯台の魅力を多くの人に知ってもらうため、「灯台女子」としてフリーペーパー『灯台どうだい?』の編集発行人を務める不動まゆうさんに聞いた。

不動まゆうさん
不動まゆうさん フリーペーパー『灯台どうだい?』の編集発行も手掛ける

 不動さんはラジオ関西の取材に対し、「江埼灯台は日本を代表する歴史的灯台なのに、ショートケーキみたいで可愛いところにグッとくる。石積みによる表面は生クリームが塗られたように見えるし、全体のシルエットはホールを切り分けようとしているところ。さらに夜には灯籠(光源の入っている部分)が赤く点滅するのでイチゴのように見える」と高く評価している。

「江埼灯台、グッとくる」(画像・不動まゆうさん提供)
「江埼灯台、グッとくる」(不動まゆうさん提供)

 募集するのは明治から昭和時代に撮影された江埼灯台の写真(大きさ、白黒・カラーを問わず)で、写真パネルとして江埼灯台の一般公開や海上保安庁が開催するイベントなどで使用・展示することを了解いただけるもの(ご提供いただいた写真は展示の際、提供者名・または会社や法人名を明記)。

1995年の阪神・淡路大震災では外壁にひびが入るなどした
1995年の阪神・淡路大震災では外壁にひびが入るなどした(画像提供・神戸海上保安部)

 募集は2020年10月26日(月)~2021年4月ごろまで。お問い合わせは、平日9時~17時、神戸海上保安部・交通課(神戸市中央区波止場町 神戸第二合同庁舎4階 電話078-327-8835)へ。

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