HAT神戸に3m超のアートが出現!芸術と海を感じるふれあい空間に
この夏、神戸市中央区のHAT神戸にある「なぎさ公園」に、新たなシンボルアートとなる作品が登場しました。
HAT神戸は、阪神・淡路大震災からの復興を目指すシンボルプロジェクトとして1998年にまちびらき。震災復興公営住宅や、人と防災未来センター、兵庫県立美術館などの国際・研究機関、文化・教育施設が並んでいます。
そのHAT神戸周辺では、2020年度より兵庫県と神戸市の連携により、「アートと海を感じるまちづくり」をテーマに、まちの整備が進められていて、今年度、なぎさ公園内には新たなシンボルアート作品2体が登場しました。
1つは、海を背景に立つ、巨大なクマのオブジェ。三沢厚彦・作「Animal 2021-01-B(KOBE Bear)」。
三沢さんは日本の現代彫刻を代表する作家のひとりとして活躍し、動物をモチーフにした原寸大の彫刻作品「Animals」シリーズが有名。「Animal 2021-01-B(KOBE Bear)」は、ブロンズ製の高さ約3.1メートルのクマで、基調とするゴールド系の体の色が、太陽や海のキラキラした光を表現しています。
もうひ1つは、国内外で活躍する彫刻家、名和晃平さんによる滴(しずく)をイメージした彫刻作品「Ether(family)」(エーテルファミリー)。
滴が地面に落ちて広がる様子を段階的に3Dモデル化し、上下反転させて積み重ねた彫刻作品で、水やエネルギーの循環と生命の永続性を象徴。重力に抗い空に伸びる高さの異なる4つの彫刻が、復興した街を見守る家族のように互いに寄り添って立っています。
9月末には、ミュージアムロードの中間にあるJR灘駅周辺に「六甲ミーツ・アート芸術散歩(2018年)」に出展された作品が設置され、なぎさ公園内中央部のグラウンドの芝生化や、桜の植樹(「鎮守の森プロジェクト」による寄付)も予定。10月以降にはキッチンカーの出店などソフト面でのにぎわいづくりも予定されているとか。
HAT神戸にふらりと足を延ばしてみてください!