リポート

“パイ山”が変身! 神戸有数の待ち合わせ場所がリニューアルオープン

2021.10.17

巨大な円盤のベンチ

神戸の随一の繁華街・三宮(神戸市中央区)の代表的な待ち合わせ場所で、「パイ山」、「でこぼこ広場」とも呼ばれていた阪急神戸三宮駅東口前の広場が、リニューアルオープンしました!

1985年に整備され、2007年からは「さんきたアモーレ広場」の名称で親しまれていましたが、「神戸阪急ビル東館」の建て替えに伴って閉鎖。今回、およそ5年ぶりに「復活」した形です。

新しくなった広場は、広さ約1,200平方メートル。デザインは、約220点の応募の中から神戸市出身の建築家・津川恵理さんの作品が選ばれました。傾きを持たせた巨大な円盤などのモチーフはベンチやテーブルといった多様な使い方ができ、利用する人が思い思いに過ごせる空間となっています。

広場の全景

コンセプトは「Lean on Nature(リーン オン ネイチャー)」。「自然に寄り添い、助け合ってきた神戸の新しいシンボルとなるように」との思いが込められている。

いま神戸市では、神戸三宮駅を「えきまち空間」と位置づけ、一帯の再整備が進めています。新しい三宮の待ち合わせスポットが、市民の生活の「舞台」として、どのように使われるのか楽しみです。

さんきたアモーレ広場

神戸市都心再整備本部の中田将紀さん((中央)は「神戸市では、“人が主役のまち”、“居心地のいいまち”をコンセプトに再整備を行ってきた。新しくなった広場が、これから人々の交流の起点になれば」と期待を寄せる。

2021.10.17 放送分