リポート

認知症診断の早期受診を支援 65歳以上の市民は自己負担ゼロ

2024.02.11

高齢になると誰もがなる可能性のある「認知症」。神戸市は認知症の方やその家族が安心・安全に暮らしていけるよう、 65歳以上の市民の方を対象とした認知症の早期受診を支援する診断助成制度と、 認知症の方が外出時などに事故を起こした場合に救済する事故救済制度を組み合わせた 「認知症神戸モデル」を実施しています。

認知症は、さまざまな原因で記憶や思考などの認知機能が低下し、日常生活や社会生活に支障をきたす病気です。適切な治療により症状の進行を遅らせることができるため、これからの生活に備えるためにも早めに受診する事が大切です。

「認知症診断助成制度」は、65歳以上の神戸市民の方が、自己負担ゼロで受けられる2段階方式の早期受診を支援する制度です。

第1段階は、地域の医療機関で認知症の疑いが「ある」か「ない」かを診る、 「認知機能検診」。第2段階は、認知症の疑いが「ある」方について、 専門の医療機関で行う「認知機能精密検査」です。

受診に関わる費用を申請に基づき助成している他、認知症と診断された場合には「認知症事故救済制度」も。

神戸市は、社会全体が認知症について正しく理解し、認知症になっても安心して暮らし続けられるまちを目指しています。少しでも認知機能が気になる場合は、ぜひ無料の受診券を取り寄せて、受診してください。ご家族にも、ぜひこの制度を教えてあげてくださいね。

左から神戸市福祉局高齢福祉課 川口雄大さん、パーソナリティのクマガイタツロウ

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神戸市:認知症診断65歳以上の市民は自己負担ゼロ

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2024.2.11 放送分