毎週月曜日に放送中のラジオ関西『ビバ!タカラジェンヌ』(20:00-20:30)。6月24日放送のゲストは、雪組の彩海せら。6月18日に宝塚大劇場で行われた「壬生義士伝」の新人公演で主役の吉村貫一郎役を演じ切った彼女が、終演後の感想を語った。
今回、研究科4年にして初主役に抜擢された彩海。香盤を見たときはビックリしたと言い、始まる前は不安が大きかったとの心境を吐露。日本物の作品ということで、芝居に加え、所作についてもいつも以上に稽古をしたと話すなど、公演前の苦労が伺えた。
本役の望海風斗からのアドバイスでは、「役に人間味を持たせるためには、良い部分だけでなく悪い部分も出さないと、人間らしさは出ないもの」と教えられたことが特に印象的だったようで、今まで弱点を隠そうとして演じていたのとは違った感覚で舞台に立てたと語った。
また、本公演では貫一郎の息子、嘉一郎役を演じていることもあり、親と子それぞれの視点から作品を見ることができた面白さに言及。毎日、望海の姿を一番近くで見ながら、多角的に吉村貫一郎という役を捉えていることを明かした。
東京宝塚劇場での新人公演は、8月8日に上演予定。原作と照らし合わせながら、さらに高みを目指して深さも追及し、日本人の心を伝えたいと語った彩海の、深まる役作りに期待したい。
「壬生義士伝」吉村貫一郎役を熱演!新人公演初主演の彩海せらが登場
2019/06/25