シンガーソングライターの崎谷健次郎が、19日のラジオ関西『原田伸郎のびのび金ようび』にゲスト出演。この2019年5月にリリースした、1988年のアルバム「Realism」の復刻リマスター盤「Realism-Anthology-」についてや、音作りへのこだわりなどを語った。
代表曲「もう一度夜を止めて」をはじめとする数々の自身の名曲、他のアーティストや、テレビドラマおよび舞台などの音楽も含めて、「歌だけで300~400、インストゥルメンタルはもっと」と、これまで数多くの楽曲を制作してきた崎谷。新たな楽曲は、「シャワーを浴びているときに生まれてきたり、何も考えない、無意識のときに思いつくことが多い」というエピソードも披露。また、今回の「Realism-Anthology-」にある楽曲でも美声を響かせていたが、その秘訣について「無駄話しをしないことかな」と持論を展開しつつ、「自分なりのいい声の出し方を考えている。いい姿勢でいるのと同じように、できるだけいい声を出せるよう準備している」と、アーティストとしてのストイックさも示し、パーソナリティーの原田伸郎を驚かせた。
今回の復刻リマスター盤のように、常に新たな音作りにも貪欲な崎谷。「僕は、音楽は『今のもの』だと思っている。自分が年齢を経ても、自分の歳に見合う新しいものを身に着けて、常に新しく自分の音楽をできたらなと思っている」と、変化を惜しまない。
「Realism-Anthology-」は、「昔の『Realism』から、さらに音がすごくよくなったのと、ミニアルバム盤のボーナストラックが入っていて、新曲やレアトラック、リミックスもあるのが、このアルバムの特色」と聴きどころを述べた崎谷。「僕は、音楽というのは、メロディー、そして、心に残る何かを伝えたいなと思って、ずっと32年間やってきているが、すぐ飽きる音楽ではなく、また思い出していただけるような音楽をこれからも作っていきたい」と今後もチャレンジを続けていくという。
なお、崎谷の関西でのライブは、「Realism~Anthology~Tour」が7月20日(土)に、「Times 2019」KATSUMI & SAKIYAによる名曲カバーライブが9月14日(土)に、どちらも京都の都雅都雅で行われるほか、兵庫県内では7月27日(土)に姫路・ハルモニアで「Thanks! Acoustic LIVE in HIMEJI」が開催される。
●崎谷健次郎オフィシャルサイト