サッカー・J1のヴィッセル神戸は26日、MF中坂勇哉が、J2の京都サンガF.C.へ育成型期限付き移籍すると発表した。期間は、2020年1月31日まで。なお、中坂は契約条件により、神戸と対戦するすべての公式戦に出場できないとされている。
徳島県徳島市出身の中坂は、1997年8月5日生まれの22歳。独特の攻撃センスで敵陣を切り裂いてゴールを狙い、強気なプレーも持ち味のアタッカーだ。中学時代のU-15チームから神戸のアカデミーで育ち、2016年にトップチームへ昇格。同期は藤谷壮と東隼也(現、福島ユナイテッドFC)。昨シーズン途中から約半年間は、スペインのCFペララーダに期限付き移籍した実績も持つ。これまでJ1リーグ戦では27試合3得点を記録。今季はJ1で1試合、天皇杯で1試合のみと、なかなか出番に恵まれなかった。
中坂は神戸のクラブ広報を通じて、「京都サンガF.C. に育成型期限付き移籍をすることになりました。今の自分自身の状況を考えて決断しました。どんなときも応援してくださったヴィッセル神戸のサポーター、ファンの皆さまには感謝しています。ありがとうございます。京都の(J1)昇格に向け全力を尽くし、成長した姿を皆さまに披露できるように頑張ります」とコメント。京都には27日から合流する。なお、京都は現在J2で29試合を終えて14勝10分け5敗、勝点52として、22チーム中2位と、J1昇格圏内にいる。