女子サッカーの川澄奈穂美と田中明日菜、「第9回神戸マラソン」フレンドシップランナーに | ラジトピ ラジオ関西トピックス

女子サッカーの川澄奈穂美と田中明日菜、「第9回神戸マラソン」フレンドシップランナーに

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 阪神・淡路大震災から25年の節目を迎える2019年度の「第9回神戸マラソン」が11月17日に行われる。その大会のフレンドシップランナーに、INAC神戸レオネッサで活躍してきた女子サッカー選手の川澄奈穂美(現、スカイ・ブルーFC/アメリカ)と、田中明日菜(現、慶州韓国水力原子力FC/韓国)を迎えることが決まった。

 川澄と田中は、なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)の一員として、FIFA女子ワールドカップでは2011年ドイツ大会の優勝と2015年のカナダ大会での準優勝、そして、2012年ロンドンオリンピック準優勝と、数々の輝かしい実績に名を残してきた。また、INAC神戸在籍時もなでしこリーグや皇后杯を幾度も制覇するなど、チームの黄金期を支えた。

 両選手は神戸マラソン実行委員会事務局を通じてコメントを発表。川澄は「神戸は私にとって第2の故郷です。INAC神戸に入団してから約8年間神戸で過ごしました。移籍した今もオフシーズンには必ず神戸に遊びに行きます。山と海に囲まれ、オシャレで、美味しいものがたくさん食べられて、人の温かさに触れられる神戸の街が大好きです」と神戸愛を述べたうえで、「今年で阪神淡路大震災から25年が経ちました。近年、日本各地で自然災害が起こり、それによる被害が出ています。阪神淡路大震災で甚大な被害を受けた神戸の街が復興し元気を取り戻している姿は、被災地に限らず様々な状況に置かれた方の希望だと思います。ランナーの皆様、沿道の皆様、神戸の皆様と共に神戸マラソンを盛り上げ、全国に神戸のエネルギーお届けしたいです。一緒に頑張りましょう!」と抱負を語った。

 また、「私はTASAKIペルーレFC、INAC神戸レオネッサの一員として約10年間神戸で過ごしました。ゆかりあるこの神戸の地で、初マラソンに挑戦することができて本当にうれしく、楽しみでいっぱいです」という田中は、「今年で阪神淡路大震災から25年が経ちました。私はこの震災を経験した1人です。25年前の出来事ですが、今でも記憶に残っています。神戸マラソンを通じて、甚大な被害を受けた神戸が復興した姿や、たくさんの笑顔やパワーを皆様と共に届けられたらなと思います」と意気込みを述べていた。

 川澄と田中は、「感謝と友情」の大会テーマを胸に、2万人のランナーと一緒に、復興を果たす神戸の街を駆け抜け、大会を盛り上げる。

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