自宅にピアノを持たない謎の少年・風間塵 16歳。
それぞれの想いをかけ、天才たちの、音の戦いが始まります。はたして、音楽の神様に愛されるのは、誰か?
主な出演キャストは、松岡茉優、松坂桃李、そして、ハリウッドのスピルバーグ監督作品に出演した森崎ウィン、「MEN’S NON-NO」モデルオーディション・グランプリで、映画初出演の鈴鹿央士。
小説「蜜蜂と遠雷」は、ハードカバー上下段で508ページの大作です。原作者・恩田陸さんは、出来上がった映画を見て、「映画として完成しているのが素晴らしい」と話している。
映像化不可能、と言われていた原作を映画化したプロデューサーは、「ドキュメンタリーを見るような、生のコンサートを聴くような映画にしたかった」と狙いを語る。
監督・脚本を任された、石川慶監督は、「映画のなかでモノローグを使わない、として撮影を進めた」と話し、これが映画化を実現した監督の技術の1つなのではないだろうか。
映画「蜜蜂と遠雷」は、ポーランドのワルシャワ国際映画祭の《インターナショナル・コンペティション部門》に出品されることが決定。石川監督は、ポーランド国立映画大学で演出を学んでいる。
映画「蜜蜂と遠雷」
原作:恩田 陸「蜜蜂と遠雷」(幻冬舎文庫)
監督・脚本・編集:石川 慶
「春と修羅」作曲:藤倉 大
ピアノ演奏:河村尚子 福間洸太朗 金子三勇士 藤田真央
オーケストラ演奏:東京フィルハーモニー交響楽団(指揮:円光寺雅彦)
キャスト:
松岡茉優 松坂桃李 森崎ウィン
鈴鹿央士(新人) 臼田あさ美 ブルゾンちえみ
福島リラ / 眞島秀和 片桐はいり 光石 研
平田 満 アンジェイ・ヒラ 斉藤由貴 鹿賀丈史
生命(いのち)と魂を懸け、ピアノコンクールに挑んだ天才たちの情熱と修羅の物語。私はまだ、音楽の神様に愛されているだろうか……。
映画「蜜蜂と遠雷」は、OSシネマズミント神戸、TOHOシネマズ西宮OSなど、全国公開中。(SJ)