兵庫県姫路市をホームとするプロバレーボールチーム、「ヴィクトリーナ姫路」。眞鍋政義オーナー、竹下佳江監督という日本バレーボール界のレジェンドが牽引するチームは、クラブ創設3年目にして、2019年10月からの新シーズンで、バレーボールの国内トップカテゴリー、Vリーグ1部（V1）に昇格。2連覇中の久光製薬スプリングス（練習拠点：神戸市）やJTマーヴェラス（練習拠点：西宮市）をはじめとする強豪がそろうV1に堂々と加わっていく。
そのなかで、この10月7日からラジオ関西でヴィクトリーナ姫路応援番組『いいな117ヴィクトリーナ』がスタートする（月曜18:50-19:00）。番組のパーソナリティーを務めるのは、菅原未来（すがわら・みく）さん。姫路獨協大学を卒業後、昨シーズンまでチームでセッターとしてプレーした『竹下監督の愛弟子』が、今季からはクラブスタッフの一員として、ヴィクトリーナをサポートする立場として奮闘中だ。その菅原さんに、番組、そして、ヴィクトリーナへの思いなどを聞かせていただきました。
――選手の立場から、チームを支える立場になった菅原さんですが、これまでとの変化はありますか。
菅原 選手のときは結果を出してナンボという感じだったので、それはそれでプレッシャーもあったし、大変でしたが、裏方というか、チームスタッフに入ってみて、選手のときにはわからなかった大変さというのもあったりします。でも、そういうのがわかったからこそ、選手をしていた経験もいかして、選手が力を発揮できるような環境を作ってあげたいなと思います。
――この番組を通して、ヴィクトリーナ姫路のどんなところを伝えていきたいですか
菅原 まだチームができて3年目なので、ヴィクトリーナ姫路という名前も知らない方もいます。「どんなチームなんだろう」と、まだまだ知られていないことがあると思うので、そういう方たちにもまず「知っていただく」ことが大事ですし、ヴィクトリーナ姫路を応援したいなと思ってもらえるような放送にしたいと思います。
――今季、念願のV1で初年度になりますが、チームの特長を教えてください。
菅原 ベテランから若手までの幅がすごい広いチームです。ベテランはいろいろ経験してきたことを若手に教えていって、若手はそれを見て学んでいくのですが、そのなかでも、上下関係がない（みんなのチームワークがいい）というのが、ヴィクトリーナ姫路のいいところ。技術的なところでは、V1のチームではまだまだ下のほうかもしれませんし、平均身長も他チームに比べると低くて。久光（製薬スプリングス）さんとかは日本代表選手もいっぱいおられますし、（V1は）打点が高いチームばかりなので、それに負けない守備づくりを持ち味に練習に励んでいます。
――ヴィクトリーナ姫路といえば、眞鍋政義オーナー、竹下佳江監督がクローズアップされるところもあると思います。そういった日本バレーボール界のレジェンドの2人は、選手としてはもちろん、クラブスタッフの立場からみても、特別な存在だと思われますが。
菅原 オーナーの眞鍋さんも、竹下監督も、小さいときからテレビの向こう側の存在でした。一緒に活動していることや、その下で選手としてプレーさせてもらったこと自体が、ありがたいというか、ほぼ奇跡に近い感じです。竹下監督に教わりたくても教われない方もたくさんいますし、私は同じセッターでやってきたので、トップレベルのオーラというのはすごい感じました。だからこそ、今はフロントスタッフという立場で一緒に戦っていけることが、今の生きがいというのもちょっとオーバーかもしれませんが、本当にうれしいです。
――ホームの姫路という街に根付いたチーム、クラブづくりをされているなか、姫路でバレーをする意義について
菅原 姫路は小学生からママさんまで、バレー人口がすごい多いところ。姫路という地域でプロチームができたことで、もっとバレーボールを、そして、この姫路の街を活性化できるのではないかなと思います。
――いよいよ間近にせまったVリーグ、V1の開幕（初戦は10月12日、日立リヴァーレ戦 会場：CNAアリーナ☆あきた）に向けての思いを聞かせてください。
菅原 私自身、選手のときのようなプレッシャーはあまりないのですが、同じチームの一員として、私たちスタッフも一丸となって戦っていかないと勝てないと思うので、全力でチームをサポートしていきます。これからもヴィクトリーナの応援をよろしくお願いいたします！
【公式サイト】ヴィクトリーナ姫路 https://www.victorina-vc.jp/
