秋の高校野球・兵庫県大会(2019年度 秋季兵庫県高等学校野球大会)は6日、明石市の明石トーカロ球場で、報徳学園対明石商の決勝戦が行われ、5-1で報徳学園が勝ち、2013年以来の栄冠を手にした。明石商は3連覇ならず、県大会での連勝も11でストップした。6日の決勝を終えた両チームのコメントは以下の通り。
大角健二監督(報徳学園)
「今日は大幅にスタメンを変えたが、その場その場でみんながきっちり仕事をしてくれた。(明石商の中森投手は)好投手なので、開き直って、勇気だけをもってしっかり踏み込んでいこうということだけ。序盤の先制点が欲しかったので、初回の攻撃は本当にうまくいった。明石商は粘りのある素晴らしいチーム。後半にピンチがあるのは想定内。落ち着いて最後までプレーできたと思う。(エースの坂口投手については)ランナーを背負ってから、勝負どころでいいピッチングをしてくれる精神的な強さがあるので、信頼していた。(近畿大会に向けては)昨年は、1勝はできたもののその先で苦しんだ。次こそはセンバツをもぎ取るためにも、一戦必勝で数多く勝っていきたい。優勝して近畿大会に行くのと、2位や3位で近畿大会に行くのは全然違う。優勝を意識してきたので、その通りになってよかった」
狭間善徳監督(明石商)
「(敗戦は)力のなさ。こんなもんやろ。負けたら何も言えんね。(先発の中森俊介は)全然球が来ていなかった。打たれるときの、悪い中森が出ていた。先発マスクの名村(康太郎・2年)はキャッチャーとしての経験がまだ浅く、責められない。首を振って投げるくらい、中森主導でいかないと。前半に抑えられなかったことがすべて。チームとしての動きがまだまだ。配球、キャッチャー、守り。ひとつひとつやり直して、近畿大会にどうつなげていくかが一番大事。(対戦相手の)資料は全部そろっている」
中森俊介投手(明石商)
「(前日の試合中に足がつった影響は)全くなかった。自分自身、全然昨年から成長していない。チームメイトや応援してくれている人の期待に応えられず、悔しい。(2日続けての)連投は久しぶり。配球、体力、技術など、課題は多い。まだまだ自分の実力はこんなもの。どれだけこれから修正して、伸ばしていけるか、しっかりと自分で考えて取り組みたい。チームとしても全然。課題をひとつひとつ潰しながら、前のチームを越えられるようにしたい」
明石商・狭間監督「こんなもんやろ」 中森も「全然成長していない」 秋の高校野球・兵庫 決勝後の監督、選手のコメント
2019/10/07