「竹を細かく砕いた“竹パウダー”と生ごみを混ぜると、においのない肥料になる」と、このほど三田市シルバー人材センターの「竹炭研究会」が報告した。
生ゴミ1に対して、竹パウダー4の割合で8時間ごとにかき混ぜると、8日後には9割の生ごみが分解され、容量は3割にまで減少する。竹に集まる微生物などが作用して生ゴミを分解するそうだが、混ぜる分量や時間などを、「竹炭研究会」では何度も何度も実験を繰り返してきた。
この量産化が軌道に乗ると、拡大に伴い雇用にもつながるだろうし、食品廃棄物、竹林の間伐整備、資源の循環など、環境問題にもプラスになるだろう。すでに同会では、竹パウダーとして、また肥料として販売しているが、今年度は大幅な売り上げアップが見込まれている。
ただ、ノウハウをここまで公にしたことを後悔していないのかという疑問もあったが、「ごみ問題は世界的な課題」。パテント(特許)による収入も考えられるが、ホームページでは詳細にノウハウを説明している。持続可能な環境保全活動、家庭で出来る生ごみ削減に興味のある方は、三田市シルバー人材センターのホームページでこの件を参照できる。
『竹パウダーと生ごみを使った肥料』
問い合わせ:三田市シルバー人材センター 電話079-564-7501
ホームページ:http://www.sandasc.org/takepauda-%202018.pdf