「楽しみで勉強手につかず」明石商・水上桂、東北楽天から7巡目指名 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「楽しみで勉強手につかず」明石商・水上桂、東北楽天から7巡目指名

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握手をかわす明石商の水上桂と狭間善徳監督(写真:ラジオ関西)
握手をかわす明石商の水上桂と狭間善徳監督(写真:ラジオ関西)

 17日に開かれたプロ野球ドラフト会議で、明石市立明石商業高校の水上桂(みずかみ・けい)捕手が、東北楽天ゴールデンイーグルスから7巡目指名を受けた。強肩と巧みなインサイドワークが魅力の18歳は、「球界を代表する捕手になりたい」と大きな夢を語った。

チームメイトに担がれ、笑顔を見せる明石商の水上桂(写真:ラジオ関西)
チームメイトに担がれ、笑顔を見せる明石商の水上桂(写真:ラジオ関西)

 プロ野球ドラフト会議が始まった、午後5時過ぎに会場に姿を見せた水上。終始リラックスした表情を見せていたが、指名が進むにつれ、同級生の名前が次々と呼ばれていくなか、笑顔も少なに、テレビ画面を見つめた。

 開始からおよそ2時間が過ぎ、「選択終了」のアナウンスも聞こえるようになったころだった。「東北楽天 水上桂」のアナウンスが流れると、水上もようやく、はにかんだような笑顔に。会場に集まったおよそ50人の3年生の野球部員とともに喜びを爆発させた。

 その後の記者会見で、「素直にうれしい気持ち。きょう(17日)は、授業中もちょっと(ドラフト会議のことを)考えてしまい、あまり勉強もできないくらい、楽しみにしていた」と明かした水上。楽天の印象は、「(東日本大震災の)被災にも負けず、ファンに勇気を与えた素晴らしいチーム」と語り、「目指すのは、巨人の小林(誠司)選手。バッテリーを組みたいのは、則本(昂大)選手」と具体的な目標も口にした。

「自分は(172センチと)あまり大きくはないが、フットワークやボールまでの速さなど、小柄でも、動けるところを見てほしい」と、東北のファンへ向けて力強くアピールした。

 同校の狭間善徳監督は、「プロに行けるとは思っていなかった。(水上のいいところは)周り、全体がよく見えていること。野球に対する姿勢が人一倍よかった。その積み重ねが結果に現れたのでは」と、この日ばかりは手放しに誉めた。

 明石商から直接NPBの道へ進むのは初。水上桂がいざ、プロのステージへ羽ばたく。

緊張の面持ちで会見に臨んだ、明石商の水上桂(写真中央)(写真:ラジオ関西)
緊張の面持ちで会見に臨んだ、明石商の水上桂(写真中央)(写真:ラジオ関西)
家族とともにドラフト指名を喜ぶ明石商の水上桂(写真右から2人目)(写真:ラジオ関西)
家族とともにドラフト指名を喜ぶ明石商の水上桂(写真右から2人目)(写真:ラジオ関西)
「球界を代表するキャッチャーに」と色紙に抱負を記した、明石商の水上桂(写真:ラジオ関西)
「球界を代表するキャッチャーに」と色紙に抱負を記した、明石商の水上桂(写真:ラジオ関西)
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