150年前に植えられた仕掛けとは?神戸市立森林植物園の紅葉シーズン到来 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

150年前に植えられた仕掛けとは?神戸市立森林植物園の紅葉シーズン到来

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 神戸の市街地からほど近い、六甲山地の一角にある「神戸市立森林植物園」では、この秋も紅葉シーズンが始まる。

神戸市立森林植物園(写真:ラジオ関西)
神戸市立森林植物園(写真:ラジオ関西)

 神戸でも強い風が観測された台風19号だが、森林植物園では幸い大きな影響は受けなかったそうで、今年も高大な敷地に植えられた樹木のうち、38種、約3000本がこの時季ならではの彩りを見せる。

 神戸市立森林植物園は、総面積142.6ヘクタールという広大な敷地が特徴の一つ。木が植わっている場所によって色づくタイミングもさまざまなので、「森林もみじ散策」の期間となる10月下旬から12月にかけて、段々と色の移ろいを楽しむことができる。

 広い園内を見ていると、まったく葉の色を変えない植物もある。特に深い緑が目を惹く「アカマツ」は、紅葉の赤や黄を引き立てる役割として、およそ150年前から計画的に植えられたもの。背景に緑があるからこそ、色づきの美しさが際立つのだという。

園内でも撮影スポットとして人気の高い「長谷池」(写真:ラジオ関西)
園内でも撮影スポットとして人気の高い「長谷池」(写真:ラジオ関西)

 特に撮影ポイントとして人気が高いのは園内ちょうど中央にある「長谷池」。池を取り囲むように木々が植えられており、スッキリとした秋晴れの日には池の水面に紅葉が映り込むという、“逆さ富士”ならぬ“逆さ紅葉”と出会えるかもしれない(今年の長谷池付近の見頃は11月上旬を予定)。

別名“ヨンさま並木”のメタセコイア並木(写真:ラジオ関西)
別名“ヨンさま並木”のメタセコイア並木(写真:ラジオ関西)

 またここ数年は日が沈んでからの樹木のライトアップも見どころだ。園内の樹木を足元から照らし、昼間見る紅葉とは一味違った幻想的な世界が広がる。「冬のソナタ」さながらのメタセコイアの並木道のライトアップもぜひお見逃しなく。

神戸市立森林植物園「森林もみじ散策」
期間:2019年10月19日(土)~12月1日(日)
※期間中の土・日・祝は案内スタッフが園内の見どころを約1時間で案内するガイドツアーも。
入園料:大人300円、小人150円
公式サイト:https://www.kobe-park.or.jp/shinrin/
アクセス:神戸電鉄「北鈴蘭台駅」から無料送迎バスあり

紅葉のライトアップ
日程:11月2日(土)~12月1日(日)
平日:16時30分~18時30分 ※最終入園は18時00分
土日祝:16時30分~19時30分 ※最終入園19時00分

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