西日本初の超高層ビル! 神戸商工貿易センタービル 開業50周年

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 1969(昭和44)年に開業した神戸商工貿易センタービル(神戸市中央区)が11月11日に開業50周年を迎える。

みなとのもり公園からのぞむ神戸商工貿易センタービルは今も三宮のシンボルだ
みなとのもり公園からのぞむ神戸商工貿易センタービルは今も三宮のシンボルだ

 神戸開港100年の記念事業として、1967(昭和42)年に神戸市や神戸商工会議所が中心となり、経済界発展のために株式会社神戸商工貿易センターを設立。2年後に同ビルを開業した。

 開業当時は東京の霞が関ビルに次いで2番目、西日本で初の超高層ビル(高さ地上107メートル)として注目を浴び、26階にあった展望台は1993(平成5)年12月に閉鎖されるまでに、のべ221万3千人が入場。現在も神戸のランドマークとして愛されている。

 また1995(平成7)年1月の阪神・淡路大震災では震度7のエリアにありながらも、大きな構造的被害はなく、同年4月にはほぼ復旧。全壊した神戸市役所2号館の代替庁舎としても一部使用された。

 現在も95社(2019[令和元]年10月30日現在)、約1400人が働く三宮有数のテナントビル。ビル内で働く人だけではなく、地域の人が利用できるレストランやショップも充実している。

 同ビルでは50周年を記念し、11月1日(金)~12月15日(日)まで、ビルの歴史を振り返る年表の展示や建設中の秘蔵映像を来館者に公開しているほか、11月11日(月)~11月30日(土)にはビル内の店舗で1回につき500円以上の利用者に、抽選で神戸牛やワインなどの景品が当たるクイズ応募券を配布する。

 昭和~平成~令和にかけて三宮の半世紀を見つめる神戸商工貿易センタービルにぜひ立ち寄って欲しい。

株式会社神戸商工貿易センター ホームページ https://www.kobe-citc.com/

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