神戸ワインのライバル!?広島・三次の「TOMOEワイン」を追跡調査! | ラジトピ ラジオ関西トピックス

神戸ワインのライバル!? 広島・三次の「TOMOEワイン」を追跡調査

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 2019年6月の『G20大阪サミット』のなかで、首脳たちが集まる夕食会でふるまわれたワインといえば、兵庫県自慢の「神戸ワイン」。だが、全国にはまだまだ数多くのライバルが……。このたび、広島・三次(みよし)市に足を運んだ。JR広島駅から車で1時間30分ほど北東へ向かうと、「三次ワイナリー」にたどり着く。

ワインの樽を使用した歓迎メッセージ
ワインの樽を使用した歓迎メッセージ

 ワイナリーでは、無料での試飲が可能。ワインの味は、辛口や甘口など、本来は一言で説明するのが難しく、無料で試すことができるのは安心だ。

 もちろん、有料での試飲も用意されていて、グラス1杯200円から1,500円までと幅がある。三次で生産されるベーシックな王道ワイン「三次ルージュ(赤)」、「三次ブラン(白)」は各300円と手ごろ。三次のブドウのみずみずしさを感じられることができる一杯だ。

試飲用のカウンターとワイン
試飲用のカウンターとワイン

 気になる1,500円のワインはというと、その名も『貴腐ワイン』だ。そのお味は……蜂蜜のような極甘。ブドウの奥深い味わいを楽しむことができる。この貴腐ワインを飲むことができるワイナリーは、全国で数か所しかない。カギは、「湿度」だそうだ。美しい霧の名所として知られる三次は、貴腐ブドウが採れる貴重な土地でもある。

 試飲したワインは、その場で購入することができ、ワインに合うおつまみも多数用意されている。

『貴腐ワイン』はボトルからも高級感が漂う
『貴腐ワイン』はボトルからも高級感が漂う

「三次ワイナリー」のある三次市は、広島県の北部にある、人口5万人が暮らす街。島根県に隣り合っており、中国地方のほぼ中央に位置している。

 三次市は、3つの川が合流する「水のまち」でもある。川が三つ巴、巴、ともえ、TOMOE……。三次で生産されるワインが、「TOMOEワイン」と呼ばれるゆえんだ。この川の水は霧になり、霧が雲になり、雨が降り、それがまた川に注がれる。寒暖差の大きな気候と、美しい水の循環の中で育ったブドウは格別だ。


■広島三次ワイナリー
広島県三次市東酒屋町10445-3
中国自動車道三次ICから車で約3分
営業時間 9:30~18:00

「広島三次ワイナリー」公式サイト



※この情報は2019年11月11日現在のもの。最新の情報は「広島三次ワイナリー」公式サイトなどでご確認ください。

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