9月末で幕を閉じたそごう神戸店から、同じ場所で10月5日より新たにスタートを切った神戸阪急。その地下1階で、リカー売場がオープンし、11月8日より営業を始めた。
何よりうれしいのが、兵庫五国から集まった日本酒を楽しめる「灘・兵庫SAKE BAR」と、世界中のクラフトビールがその場で飲める「WORLD CRAFT BEER BAR」の、2つのカウンターバーが新しく設けられたこと。
まずは日本酒のカウンターに足を運び、早速、味わったのは、「黒松白鹿 山田錦 辛口純米シルク(90ml / 300円)」。すっきり、滑らかな口当たりで、芳醇な山田錦がふわりと香る。ワイングラスに注いでくれるため、より香りを楽しめる。
日本酒は日替わりで品が変わり、兵庫県下から集まった自慢のお酒を常時8種類ほど用意(内1種は燗)。値段は、グラス1杯300円~700円。酸化を極力おさえるため、専用のサーバーから注がれる。おつまみも同時に発売されているが、館内で買ったお惣菜などは持ち込める。
続いて、吸い寄せられるようにクラフトビールのカウンターへ。こちらは月替わりで2種類のビールを楽しめる。11月は、日本の「COEDO BREWERY」の「毬花~Marihana~」と、オランダ・世界最古のビールブランドのひとつ、「グロールシュ」の「プレミアムヴァイツェン」の2つで、いずれも713円(税込)。
このうち、「プレミアムヴァイツェン」を口に含めば、フルーティー、かつ、ビターな味わいが口いっぱいに広がり、華やかに薫る。小麦麦芽、大麦麦芽、ホップを原料に、上面発酵(やや高めの温度、20~25℃で行う発酵)させるという、長い歴史に裏打ちされた製法で造られたこの1杯は、バランスが取れていて、どんな料理にも合うだろう。
担当者も、「売り場は、従来の縦長から横長になり、商品を見やすくなり、隣接する惣菜売場からも入りやすくなりました」と話す。
特にワインのラインナップは豊富で、その半分以上を1,000円台の手ごろなものが占める。デイリーユースの方にも購入しやすくなった。