毎週土曜に放送中のラジオ番組『GOGO釣りサタデー』(ラジオ関西)。11月最初の放送回では、いよいよカワハギの季節ということで、10月初旬からスタートしたカワハギ釣りについて耳よりな情報が届いた。
番組パーソナリティーの藤原正美は、昨年、カワハギの釣果がいまひとつだったので、今年はどうか気になっていたという。ただ、今年は気温が下がるにつれてサイズも安定してきており、昨年よりは釣果は良いとのこと。明石では大きなサイズが固まって釣れることは少ないが、手いっぱいのサイズ(20cmくらい)で17、8匹は釣れているとの情報も入った。
そして、明石から淡路島周辺へ渡す船の船長から、カワハギ釣りのおもりや仕掛けのアドバイスも。おもりは30号で、キラキラしたおもりにもカワハギが寄ってきやすいものの、鉛のおもりで釣る人もいるという。仕掛けは銅突き3本針。カワハギは口が固いので、ハリス止めで針を交換できるタイプを使い、釣れたら針先を確認して傷んでいれば交換する。釣り針は2パターンで、吸い込まなければハゲ針で、吸い込んでくるなら吸わせ系の針を用意する。普通のハゲ針なら4号から4.5号が良いという。吸わせ系なら針は小さめでも大丈夫とのこと。
藤原が「針を手作りしている人も多いですよね。カワハギ釣りが好きな人は本当に好き。そればかり釣っている人もいるくらい」といえば、「釣り人それぞれで仕掛けや針を工夫して楽しんでいるので、これという決まりはないですね」と、船長。幹は平均で6cm程度、最近は10~12cmの長いものを使う人もいるそう。船長からは初心者はこの時期は長い方がよいかもというが、一方で、短いハリスで当たりを探ってから始めるほうがよいとのレクチャーもあった。
続いて、餌や当たりについて。カワハギ釣りの餌はアサリで、カワハギは口が小さいから、食べやすい小さいアサリが良いのではという問いに、船長は「カワハギが餌を見つけやすくするため、大きいアサリと小さいアサリを3本針それぞれで工夫します」とのこと。餌の刺し方はコツがいるようだ。
そして、カワハギは好奇心旺盛な魚。カワハギ釣りは仕掛けがチャラチャラしているって印象があるものだが、今年もチャラチャラ、キラキラしたものが多いのかは、興味深いところだ。
このことに関して、船長は「小さい水中ライトをつけている人もいますよ。色は緑や赤で点灯するタイプ、針と針の間や一番上の針の少し上につけたりしています」と回答。これには、藤原も「えー! そんなふうになってるんですね!」と初めて聞く仕掛けに驚いていた。ただ、シンプルな飾りのほうが当たりが分かりやすいという話しもあった。
カワハギは冬のイメージがある魚だが、大きい肝が入っているのは11月のこの時期だと船長は語る。藤原は「カワハギの肝は今が一番美味しい季節なので、急いで行ったほうがいいですね!」と呼びかけた。カワハギは11月いっぱい楽しめる。
ちなみに、この回の番組リクエスト曲ではORANCHEの「釣りガール」が流れた。この「釣りガール」の曲、作詞は、釣り針製造の専門メーカー「土肥富」の土肥芳郎会長だ。その後も、ワタナベフラワーの「パパたこイェー!!」と元気な曲が続く。そして「パパたこイェー!!」の曲にちなみ、スタジオにはたこスーツを着た「あかし玉子焼ひろめ隊」隊長で「B-1グランプリ in 明石」副実行委員長の古志利宗さんも登場。「B-1グランプリin明石」は11月23日(土)、24日(日)の2日間、明石公園と明石市役所周辺で開催される。
『GOGO釣りサタデー』ではリスナーからの釣果報告、海、魚、釣りに関する歌のリクエストも募集中。メッセージを紹介された方には新しくなった番組ステッカー(いかのステッカー)がプレゼントされる。
※ラジオ関西『GOGO!釣りサタデー』2019年11月2日放送回より