安倍晋三総理大臣の「桜を見る会」をめぐる問題について、桂春蝶が自身のラジオ番組で語った。
「そろそろ、安倍さんも引くときになってきたのかなと感じる。在職日数が長すぎると思う。安倍さんは過去最強に選挙に強い政治家で、連戦圧勝してきた。よほど、この人がいいのか、それとも他にいい人がいないのかと思うんですけど、それにしても、ちょっと肥大化しすぎて腐食している部分がみえてきた。桜を見る会でも、人が増えてきて、わけのわからない人まで入ってくるようになってしまって」
しかし、2010年に民主党の鳩山政権下でも「桜を見る会」を催していたことに触れ、春蝶は続ける
「民主党政権のときも当時の総理(鳩山由紀夫氏)が、自分の後援会も呼んでいたらしいじゃないですか。だから、安倍さんのことを指摘するのと同時に、誰もがやってきたことなんだから、一緒に指摘することが大切だと思う。それに対して蓮舫さんがね”私たちもやってたっていうクソリプはいらないんだ”みたいなことを言っていた(正確には『あなた達も桜の会を行っていた、とか。出席してたでしょ、とか。つまらない反応です。』)それは、違うでしょと、みんなやってたんなら一緒。フラットにみんなで、『いらない人までは呼ばないようにしよう』と、考えるのが大切なことだと思う」
春蝶は、今の「桜を見る会」は、問題があると説く一方、このような会は大切だという。
「実は、総理や、何よりも陛下が催す会で、一般の方が呼ばれるっていうのは、結構、大切なことなのかなと思っているんですよ。叙勲とか何かの賞を取られた方とか、すごく世の中に貢献した方々が、呼ばれてね。私の師匠の春団治師匠は紫綬褒章と旭日小綬章をいただいている。陛下や総理の前で、うやうやしく『おめでとうございます』なんて、言っていただけることって僕は憧れるなあ」