スーパーコンピュータ「京」の後続機として開発・整備が進む「富岳(ふがく)」の試作機が、消費電力性能における世界ランキングで1位を獲得した。
消費電力性能とは、いかに少ない電力で効率良く計算ができるかを示すもので、このたび理化学研究所と富士通株式会社が開発を進める「富岳」の試作機が、その消費電力性能の世界ランキング(Green500)で1位となった。
「富岳」は、神戸・ポートアイランドの「理化学研究所・計算科学研究センター」に「京」の後続機として設置される予定で、兵庫県の井戸敏三知事は「富岳の性能が証明されたことは喜ばしい限り。京に続き、我が国の基礎科学の発展に貢献して欲しい」と期待を寄せている。(ラジオ関西ニュース)