テレビアニメ『鉄腕アトム』から、出世作となった『機動戦士ガンダム』を経て、最新作『ガンダム Gのレコンギスタ』まで、日本を代表するアニメ監督・富野由悠季さんの55年間の業績を振り返る特別展『富野由悠季の世界』(ラジオ関西など後援)が、今年の10月12日から、兵庫県立美術館(神戸市中央区)で開催されている。その入場者数が、20日、3万人を突破した。
記念すべき3万人目の入場者は、伊丹市に住む看護師の女性。「(富野由悠季さんの代表作である)ガンダムやイデオンは子供のころから見ていた。富野さんの特別展を見たいと思って来ただけなのに、驚いた」と話した。
この女性には、兵庫県立美術館の蓑豊館長から、記念品として、特別展の図録と「僕が一番ガンダムをうまく使えるんだ」と、アムロ・レイのセリフが書かれた、ユニークなオリジナルトートバッグが手渡された。
会期は12月22日までで、兵庫県立美術館の担当者は、「次は5万人を目指したい」と意気込んでいる。