安倍首相主催の「桜を見る会」を巡り、マルチ商法を展開し破綻した「ジャパンライフ」の元会長が、2015年の会に招待されていた疑惑について、桂春蝶は、吉本興業の「闇営業問題」とからめ、政治家と芸人の扱いの違いに対し、自身のラジオ番組で苦言を呈した。
「政治家は、こういうことがあっても、うやむやで終わりなんや。芸人は、それで謹慎せなあかんかったりする。『ちょっと待って!』と。真面目なことやらなあかんのはどっちかっていうと、政治家ちゃうの? アホなことやる専門家が、我々芸人であって。せやけど僕らの方が、今、真面目なことを要求されとるな。これは歪み現象が出てないか? 今の世の中が、芸人に対しては『誰よりも清潔でなければならない』と思っていて、逆に政治家には『だいだい清潔なもんじゃないやん』と思っているってことなんちゃうん? 俺はそう思うね」
そのように春蝶は語りつつ、最後にこう締めた。
「政治家も芸人も、ゴキブリみたいなもんで、新聞で叩かれたらすぐ死にますからね(笑)」