ただまっすぐ、同じ車線を走るだけではない。もっと驚いたのが、前に遅い車がいた場合は、「追い越しますか?」と車から提案があること。ハンドルの「追い越しボタン」を押すだけで、自動でウインカーを出してくれて、ハンドルが自動に回って、前の車を追い越し、またもとの車線に戻る、といった具合に安全に車線変更をしてくれる。まさに、至れり尽くせりだ。もちろん、衝突を防ぐ機能や、車線から外れるのを防ぐ、これまでの機能も付いている。
日産の担当者によると、この「手ばなし運転」は「自動運転」とは、イコールではないという。機能を利用できるのは、全国の高速道路や自動車専用道路の7~8割。同じ車線上を走っているときだけで、急カーブ、料金所、トンネルなどのGPSの信号が届きにくい場所ではハンズオフ機能は使えない。手放し運転中にそうした状況に遭遇した場合は、その都度、車両側からおしらせがあって、機能がキャンセルされるのだという。
また、ドライバーの視線は、赤外線カメラでチェックされていて、目を閉じていたり、よそ見をしていたりすると注意される。言わずもがな、両手が離せるからと言って、携帯電話の操作は絶対にいけない。
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