吉本興業所属のお笑いコンビ・からし蓮根が、12月4日、東京のNEW PIER HALLで行われた「M-1グランプリ2019準決勝」に出場し、審査の結果、12月22日開催の漫才頂上決戦「M-1グランプリ2019」決勝進出することが発表された。からし蓮根の決勝大会出場は初となる。
からし蓮根は九州学院高等学校(熊本県)の同級生であった杉本青空と伊織で結成したお笑いコンビ。芸歴7年目。身長190センチの伊織による奇想天外なボケを、青空が熊本弁で鋭くツッコむ漫才を特徴としている。
今年の3月には読売テレビ「第8回ytv漫才新人賞決定戦」で優勝。昨年のM-1グランプリ王者・霜降り明星に続いての同大会制覇となり、審査を担当したナイツ塙やNON STYLE石田は、各メディアでM-1グランプリ2019注目コンビとしてからし蓮根の名前を挙げた。さらに、その勢いのまま関西のテレビ番組への出演数も大幅に増加。着実に知名度も高めていた。
しかし、優勝候補に挙げられ臨んだ7月の朝日放送「第40回ABCお笑いグランプリ」ではまさかの予選敗退。その結果に対して自身のラジオ番組では「通過できると思って努力を怠ってしまった。自分たちはできる漫才師のフリをしていた。謙虚にいかないと」と赤裸々に反省の弁を述べていた。
そのなかで、最大の目標に掲げた『M-1グランプリ2019』。所属するよしもと漫才劇場(大阪難波)で単独ライブや他の芸人との合同ライブを多数開催し、愚直に漫才を磨き続けて挑んだ。そして、2回戦・3回戦・準々決勝・準決勝と順調に駒を進め、4日、悲願の決勝進出を果たした。「~ばい!」唯一無二の熊本弁ツッコミがついに全国にとどろくことになる。
からし蓮根は、6日、午後10時から生放送のラジオ番組『さしよりからし蓮根』(ラジオ関西)に出演し、喜びの声を伝える予定だ。