女子サッカーのINAC神戸レオネッサは、9日、2020シーズンの監督に、ゲルト・エンゲルス氏(62)が就任することが決まったと発表した。
ドイツ出身のエンゲルス氏は、横浜フリューゲルス最後の指揮官として天皇杯制覇に導いたのをはじめ、ジェフユナイテッド市原(現、市原・千葉)や京都パープルサンガ(現:京都サンガF.C.)、浦和レッズといったJリーグクラブでタクトを振るった実績を持つ。2011年からの2シーズンはモザンビーク代表を率いた。また、近年では2018年にヴィッセル神戸でヘッドコーチ、今季は京都サンガF.C.のコーチを務めていた。
1991年からの2シーズンでは滝川第二高校サッカー部のコーチも担うなど、神戸や関西との縁も深い、エンゲルス氏。女子サッカー・なでしこリーグの監督に就くのは、これが初めてとなる。エンゲルス新監督はクラブ広報を通じてコメントを発表し、「この素晴らしいチームの監督になることを非常にうれしく思っています。チームがもっともっと強くなるために選手やクラブに関係する皆さんと一緒に頑張りたいと思います。それに向かって私は準備します! Are You Ready? WE are Ready! INAC 2020 NEW CHALLENGE!」と意気込みを語っていた。
なでしこリーグ1部では2013年シーズンを最後に、優勝から遠ざかっているINAC神戸。強豪復活へ、豊富な指導歴を持つエンゲルス氏に、指揮を託すことになる。