あの名作「夏目友人帳」の世界観にどっぷりと浸れる展示が神戸に上陸。アニメ「夏目友人帳展」が2019年12月27日(金)から2020年1月8日(水)まで、神戸・三宮の神戸阪急の本館9階催場で開催される。
TVアニメシリーズ・劇場版の貴重な制作資料をはじめ、劇中に登場する切り絵を使用した展示のほか、主人公・夏目貴志の部屋を再現したコーナーも。さらに「妖(あやかし)に名前を返すあのシーン」を実際に体験できるコーナーまで盛りだくさん。夏目友人帳ファンにはたまらないイベントだ。
「夏目友人帳」は優しさと切なさの溢れる描写が話題となり、漫画ファンを中心に2003年の初出のときから多くの読者を魅了し続けてきた、緑川ゆきの代表作。妖怪が見える少年、夏目貴志と、妖怪・斑(まだら)ことニャンコ先生との不思議な日々を描く。
2008年からアニメ化されており、夏目貴志を神谷浩史が担当し、ニャンコ先生こと斑の声を井上和彦が演じた。アニメは数年おきに放送され、今年でTVアニメ化10周年の年を迎える。
気になる展示内容だが、作品の世界観を楽しめるのはもちろんのこと、その制作の裏側まで垣間見ることのできるファン納得のコンテンツが満載。一例を挙げると、「四季の回廊」ではアニメ『夏目友人帳』を四季ごとに振り返ることができる。また、「夏目友人帳 記録の間」では、原作者・緑川ゆきの複製原画展示や、アニメ『夏目友人帳』の歩み、『劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~』アニメーション制作資料、『劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~』に登場した切り絵の実物「切り絵の世界」も紹介されている。そのほかにも見どころは尽きない。