指定暴力団・六代目山口組と神戸山口組との間で対立抗争とみられる事件が相次いだことから、兵庫県公安委員会は12月25日までに、暴力団対策法に基づく「特定抗争指定暴力団」に指定する手続きとして、それぞれの関係者から意見聴取する場を兵庫県警・本部に設けたが、組側は会場に現れなかった。
意見聴取会はほかにも京都、大阪、愛知、岐阜、三重の公安委員会が行い、大阪では神戸山口組の幹部が出席したが、組側が欠席しても影響はない。指定が決まれば、来年(2020年)1月7日にも官報で公示し効力が発生する見込みだという。
「特定抗争指定暴力団」に指定されると、警戒区域に定めた地域内では構成員が5人以上で集まることや組事務所に立ち入ること、また対立する組織の構成員につきまとうことなどが禁じられ、違反した場合は身柄を拘束される対象となる。(ラジオ関西ニュース)