阪神・淡路大震災を描く舞台「破稿(やぶれこう)銀河鉄道の夜」が、25年ぶりに再演されることになった。
もともと兵庫県立神戸高校演劇部が1996年に上演し、県大会や近畿大会で優勝した作品で、登場人物が女子高生3人だけの約70分の演劇。
阪神・淡路大震災で大切な存在を失なった人物の邂逅をテーマとしていて、全国で上演される高校演劇界のスタンダード作品となっている。
この物語の普遍性を確かめようと、尼崎市の劇団「いるかHotel」が阪神・淡路大震災から25年となる2020年1月に再演するという。
できるだけ若い出演者の組み合わせにしたいという想いからオーディションを行い、震災を経験した世代、震災後に生まれた世代、現役の高校生ら登場人物と同じ世代のトリプルキャストとした。
いるかHotelの主宰で、演出する谷省吾さんは、「彼女たちが作品から何を得るのかも見どころ。時代を越えて、新たな出演者と新たな観客の新たな感性に満ちた作品の誕生」として来場を呼びかけている。
いるかHotel vol. 21 『破稿 銀河鉄道の夜』
【スタッフ】
脚本・演出/谷省吾
作/水野陽子
【キャスト】
仲村 綾美
山﨑 永莉(眞珠座。)
あゆみ
高岡 志保
吉迫 綺音
占部 叶乃香
毛利 あかり
芳野 桃花
うめいまほ(VOGA)
【公演日程】
1月15日(水)19:00
1月16日(木)16:00/19:30
1月17日(金)16:00/19:30
1月18日(土)12:00/16:00 19:00
1月19日(日)12:00/16:00
※開場は開演の30分前、受付は1時間前
【チケット料金】
一般前売2,800円、高校生以下一律1,500円、一般当日3,000円
【会場】
神戸アートビレッジセンター KAVCホール(神戸市兵庫区新開地5丁目3番14号)
電話078(512)5500