【ヴィッセル神戸、天皇杯決勝前日コメント】天皇杯決勝を知るGK飯倉大樹「3度目の正直でいい加減ゴールドを取りたい」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

【ヴィッセル神戸、天皇杯決勝前日コメント】天皇杯決勝を知るGK飯倉大樹「3度目の正直でいい加減ゴールドを取りたい」

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 サッカー・J1のヴィッセル神戸は、31日、悲願の初タイトル獲得がかかる天皇杯JFA第99回全日本サッカー選手権大会の決勝(2020年1月1日)を前に、東京・国立競技場で練習を行った。冒頭15分が公開された練習では、神戸の選手たちが、新装されたスタジアムで、芝の感触などを確かめながらトレーニングを行う様子が見受けられた。

 練習後の囲み取材で、神戸の守護神、GK飯倉大樹は、「2年連続で天皇杯、ルヴァンカップと“シルバーホルダー”になっちゃっているから、3度目の正直でいい加減ゴールドを取りたい!」と、試合に出てタイトルを取るべく、強い思いを述べていた。以下は、前日練習後の飯倉大樹のコメント。

飯倉
ヴィッセル神戸GK飯倉大樹(写真:ラジオ関西『GOGO!ヴィッセル神戸』)

飯倉大樹選手(ヴィッセル神戸)

――天皇杯決勝を知るメンバーの1人だが、この試合への思いは?

(横浜F・マリノスからヴィッセル)神戸に移籍してきて、いつもと違って楽しみというよりドキドキの方が強いな。「初タイトルをこのチームで」と。日本中が注目する(アンドレス)イニエスタや(ルーカス)ポドルスキがいて、そして(ダビド)ビジャの引退(現役最後の試合になる)。(会場は)新国立で、(対戦相手が)一番タイトルを取っている鹿島(アントラーズ)でというのもあり、ワクワクドキドキするというか。でも、また寂しい思いもあります、(今季の天皇杯が)終わるのがね。新国立という整った舞台でのこけら落としで、ビジャの引退もそうだし、クラブにとって(優勝すれば)初タイトルだし……、いろんな思いがあります。勝手にしょい込んでるかも。決勝だから。いろんな感情が混ざっています。

――昨年のJリーグYBCルヴァンカップ決勝のときとは違う?

2年前の天皇杯でセレッソ(大阪)とやったときと、1年前のルヴァン決勝(対湘南ベルマーレ)では、慢心というか、「どこかいけるんじゃないか」と、チームでも個人としても、お祭りみたいな気持ちになっちゃっていたけど、今回は地に足がついて、ドキドキワクワクしている。この1勝が大きな意味をもたらす決勝だからこそ、(横浜)F・マリノスにいたときよりも、そういう(ワクワクする)気持ちが強い。ルーカスやアンドレス、ダビはタイトルを取れるときに取ってきていた選手たちであり、チームとしても勝ち癖であったり、タイトルの味を知ることがすごく大切になると思います。自分たちのスタイルで勝つことが、今後の成功にもつながるから。明日の決勝はいろいろな意味で深い意味があると思います。

―――新国立競技場のピッチについて。

ボールが決勝用のもので、準決勝まで使っていたボールじゃない。芝生も長くて当たると伸びるというか、飛ぶというか……。当たる感覚はいつもと違う感じがしました。今日は芝に結構水をまいてたので、1つ目、2つ目のバウンドは伸びるけど、3つ目はちょっと止まるという感じで、海外のピッチのよう。(ボールの)止まり方とか。

―――どんな試合にしたいか。

俺自身、2年連続で天皇杯、ルヴァンと“シルバーホルダー”になっちゃっているから、3度目の正直でいい加減ゴールドを取りたい! 個人的には。チームとしては勝つことが最優先だけど、いかに自分たちのサッカーをして1位になるか。注目度の高いゲームになるから、神戸のサッカーを知らない人や見たことない人が見て「面白いじゃん」と思ってもらえるようなサッカーをして優勝することが一番かな。移籍してきてチームメイトは寛大に受け入れてくれたし、そういう意味でも結果で恩返しすることが責任かなと思います。

―――明日も「号泣」を期待してます。

明日は泣かないな! 俺、優勝して泣く気はないもん!

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