指揮者の西村友「ドラゴンクエストを『たかがゲーム音楽』と言わせたくない!」

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 すぎやまこういち氏が作曲した「ドラゴンクエスト」のゲーム音楽をオオサカ・シオン・ウインド・オーケストラで再現する「ドラゴンクエストコンサート」で、指揮を務める西村友がラジオ番組に出演し「ドラゴンクエストと音楽」などについて熱く語った。

にしむら
ラジオ番組『週明けクマチャンネル』(ラジオ関西)パーソナリティーのクマガイタツロウ、塩田えみと写真に収まる、西村友(写真:ラジオ関西)

「『ドラゴンクエスト』の初期は、ファミコンですよ。絵が荒いじゃないですか。ドットでね。お姫様って言われてもお姫様に見えない、でもそこを想像力で補って可愛いお姫様にするのが楽しい。それを助けるのが音楽なんですよ。音楽の力と、想像力を合致させてファンタジーを楽しむんです」

 そんな、ドラゴンクエストには、オペラの手法も使われているという。

「『ドラゴンクエストⅣ』などは、ワーグナーのオペラなどに出てくる『ライトモチーフ』という手法を使っていて、登場人物ごとに固有のメロディーがある。劇中で、その音楽が出てくるだけで、その人物をビビビと感じる。『スターウォーズ』もそうですけど、音楽だけ聴いても場面がすべてわかるんです」(西村)

 ゲーム音楽をオーケストラで演奏するのには、ある思いがあるという。

「『たかがゲーム音楽』と言わせたくない。250年前のベートーベンをクラシックなんて言うけれど、演奏するのは今の僕らだから、今のものなんです。僕が思うにはドラゴンクエストは、100年後にもある。ドラゴンクエストを僕らは、いい音楽としてお届けし続けなければならないと思っています」

 西村は、続けてこんな裏話も披露した。

「『ドラゴンクエストⅥ』の曲は、本当はアニメ『ガッチャマン』の曲だったんです。ところがガッチャマンのプロデューサーがボツにした。だけど、すぎやまさんと奥様は『こんな素晴らしい曲をなんでボツに……、どっかで使おう』と。結果、ドラゴンクエストのために書いたとしか思えないピッタリ合う音楽でした」

 4月18日 姫路市文化センターでは「ドラゴンクエストコンサート in 姫路」が開催される。今回は、「ドラゴンクエストIV・V・VI」の天空シリーズからの曲が中心となる。

 ラジオ番組のパーソナリティーから「天空シリーズのゲームでは、どれが好きですか?」と聞かれた西村。「あえて言えば、Vの結婚かな。ビアンカ、フローラで迷うところ。ここでセーブして、クリアしたら別の方もやってみようってなる(笑)」

 コンサートでは、西村のトークコーナーもある。こんな熱いドラクエトークもみどころの一つだ!

週明けクマチャンネル | ラジオ関西 | 2020/01/06/月 11:00-12:00

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