「十日えびす」宝恵駕籠 ミナミ練り歩く 景気、ことしこそ… | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「十日えびす」宝恵駕籠 ミナミ練り歩く 景気、ことしこそ…

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 商売繁盛の神「ゑべっさん」として親しまれている大阪・浪速区の今宮戎神社の「十日戎」に合わせ、福娘や芸妓らを乗せた「宝恵駕籠行列」が道頓堀から戎橋を練り歩きました。

宝恵駕籠に乗る南地・芸妓(写真・ラジオ関西)
宝恵駕籠に乗る南地・芸妓(写真・ラジオ関西)

 宝恵駕籠行列は元禄時代、かつての大阪・ミナミの花町「南地(なんち)」の芸妓が船場の旦那衆の代わりに今宮戎神社に参拝したことから始まりました。

 行列は、10日午前10時前、道頓堀川の遊歩道「リバーウォーク」で出発式を行ったあと、宗右衛門町にあったお茶屋、南地大和屋前で「大阪締め」で出立を祝いました。

 紅白の布で飾られた宝恵駕籠には芸妓や福娘、歌舞伎役者らが乗り込み総勢約500人の大行列となり、今宮戎神社への参道だった「戎橋」へ向かってミナミの街を練り歩きました。

道頓堀川・船着場(写真・ラジオ関西)
道頓堀川・船着場(写真・ラジオ関西)
南地・芸妓衆(写真・ラジオ関西)
南地・芸妓衆(写真・ラジオ関西)

 宝恵駕籠行列を見物する東京都の女性は、「いかにも商売の町。芸妓さんも艶やかで、ことしこそは景気が上向きになりそうな気配がします」。江戸時代には、十日戎に参拝者が戎橋を渡り、往き帰りの群衆で賑わったといわれています。(ラジオ関西ニュース)

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