株式会社Tマーケティングの浅賀康彦さんは、2018年に生まれたばかりの卓球Tリーグの会場をお客さんでいっぱいにするのがお仕事だ。1月13日にラジオ関西の番組に出演し、東京から関西に営業に来たときのエピソードなどを語った。
「大阪に来て、まず卓球場をほぼ全部周りました。行く前に電話して『行っていいですか?』と聞くとみんな『おぉ、Tリーグ! どうぞどうぞ』って言ってくれるんです。大阪、神戸の人たちって、みんな優しいなーって思いました」
人がたくさん集まる卓球場には、Tリーグの選手を連れて行くこともあるという。
「卓球場には子供がたくさんいるので、Tリーグの選手を連れて行って『レシーブチャレンジ』とかやるんです。子どもたちもTリーガーが一緒だと満面の笑みでやるんですよ。本気で悔しがったり。そして、『今日はプレゼント! Tリーグのチケット持ってきました! 見たいひと~』って言うと『ハイ! ハーイ!』って」(浅賀)
子どもたちが興味を持って見に来てくれれば、親御さんもついて来てくれるというわけだ。
浅賀さんは、新卒でぴあ株式会社に入社し、雑誌・WEBの広告営業を担当。2018年「Tリーグ」立ち上げのタイミングで運営会社「Tマーケティング」に転職した。
「新しい仕事をしたいなと思ったときに、たまたまエージェントから話をいただいて、面白そうと思ったんです。サッカーのJリーグって20~30年くらい前(開幕は1993年)に立ち上がって、それが今や活躍している選手がいっぱいいて。一番最初からJリーグに携わった人ってすごく楽しかっただろうなって思ったんです。大変だったでしょうけど。Tリーグに僕が携わることで卓球業界の盛り上げに少しでも力になれればなって思いました」(浅賀)
Tリーグの2019-2020シーズンは、3月14日のプレーオフファイナル(東京・両国国技館)に向かって、今まさに佳境に入っており、東京オリンピック出場選手など世界の一流プレイヤーを生で見られる機会でもある。一度、会場に足を運んでみてはいかがだろうか。