阪神・淡路大震災を乗り越えたヴィンテージ日本酒 『奇跡の1本』の生い立ちとは

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 25年前の阪神・淡路大震災を乗り越え、「奇跡の1本」と呼ばれるヴィンテージ日本酒「現外(げんがい)」。神戸に本社を置く沢の鶴で製造されたそのお酒の生い立ちについて、「現外」を販売するオリジナルの高級日本酒ブランド「SAKE100(サケハンドレッド)」事業を運営する株式会社Clear代表取締役CEOの生駒龍史さんがラジオ番組のなかでPRした。

株式会社Clear代表取締役CEOの生駒龍史さん
株式会社Clear代表取締役CEOの生駒龍史さん

 1995 年1月17日に起こった阪神・淡路大震災。灘五郷と呼ばれ、日本三大銘醸地のひとつである兵庫県の酒蔵も、大きな被害を受けた。170年以上前の江戸時代末期に建造された蔵(当時は酒蔵資料館として利用)を含む木造7蔵、20数棟がすべて倒壊も、蔵の中に奇跡的に残ったタンクがあり、そこに入っていたのは、日本酒のもとである「酒母」だ。

 一般的な日本酒造りでは、酒母を造った後、水、蒸米、麹を加えて発酵を進める醪(もろみ)造りという工程に移るが、醸造設備の被災によって次の工程に進むことができず、タンクに残ったものは、酒母の状態から清酒にすることを余儀なくされた。一般的な工程を経ず、酒母の状態で搾られたこのお酒は、当時、不均衡な甘味と酸味を有していたが、20 年あまりの熟成を経てあらゆる要素が調和し、だれもが予想し得なかった絶妙な味わいへと変化したという。

 日本酒を適切な環境で熟成させると、化学反応によって、色味も味わいも深く濃く複雑になってくる。しかし、ある瞬間に色味、味わいともに透明感が増し、高貴な品格を帯びることもある。この現象を人間の手で呼び起こすことはできない。熟成による変化は未知数で、『これは熟成に向かない』と思われていたものが美酒に変化することもあれば、その逆もまた起こり得る。時間による「熟成のマジック」がもたらす味わいは、ひとつの奇跡と言っても過言ではない。それがヴィンテージ日本酒「現外」では見事に実現したそうだ。

25年前の阪神・淡路大震災を乗り越え、「奇跡の1本」と呼ばれるヴィンテージ日本酒「現外(げんがい)」
25年前の阪神・淡路大震災を乗り越え、「奇跡の1本」と呼ばれるヴィンテージ日本酒「現外(げんがい)」(写真提供:株式会社Clear)

 ラジオ番組『羽川英樹ハッスル!』(ラジオ関西、木曜午前10時~)内で「現外」を試飲した番組パーソナリティーの羽川英樹は、「香りも日本酒というよりは、老酒やスコッチというか。まず、甘味があってその後ビターな感じが。そしてお酒のコクがありますね。熟成された感じはあるが嫌な重みがない」と感心。同じく進行を務める大森くみこも「まろやかですね。女性も好きな味だと思います!」と驚いていた。

ラジオ番組でヴィンテージ日本酒「現外」の生い立ちを紹介する株式会社Clear代表取締役CEOの生駒龍史さん
ラジオ番組でヴィンテージ日本酒「現外」の生い立ちを紹介する株式会社Clear代表取締役CEOの生駒龍史さん

 生駒さん曰く、「見た目の色合いと香りは濃厚も、味わいはそんなにどっしりせず、後半にかけて余韻が広がり、軽やかな飲用感が楽しめるお酒」という「現外」。現在は、人気も高く、「SAKE100」でのウェブ限定販売となっているが、「特殊な生い立ちを経て生まれた『現外』は、ほかのお酒では味わえない奇跡の体験ができる。興味のある方はぜひ試してほしい」と、生駒さんは「天運の1995ヴィンテージ」と称されている特別な1本をPRしていた。



「SAKE100」
https://sake100.com/

日本酒をもっと知りたくなるメディア
「SAKETIMES」
https://jp.sake-times.com/

25年前の阪神・淡路大震災を乗り越え、「奇跡の1本」と呼ばれるヴィンテージ日本酒「現外(げんがい)」(写真提供:株式会社Clear)
25年前の阪神・淡路大震災を乗り越え、「奇跡の1本」と呼ばれるヴィンテージ日本酒「現外(げんがい)」(写真提供:株式会社Clear)

羽川英樹ハッスル! | ラジオ関西 | 2020/01/16/木 12:00-13:00

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