宝塚歌劇団・元宙組男役の天羽珠紀が、1月27日に放送されたラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』(ラジオ関西)で、最近の活動について語った。
親族の影響で、宝塚卒業後は東洋医学の道へ。現在は鍼灸師の資格を取得して、患者さんの治療を行っており、「人の体を見るのが子どもの頃からの夢だったので、叶ってうれしい」と話した。患者さんのなかには宝塚の受験生もいるので、受験に向かう心構えを教えるなど、治療以外のところでもサポートしている様子も明かした。
現役時代は、歌に定評があった天羽。「宝塚を卒業した時点で芸事は終わりと思っていた」が、多方面から声がかかり、最近は歌唱指導の仕事も引き受けている。その指導法の根底にあるのは、宙組の初代トップスター・姿月あさとから教えてもらったことや、宙組のコーラスで学んだことがあると言い、「自分はもともと上手いわけではないので、どう努力すれば良いという道筋がわかる。だから、音が取れない、声が出せないという子にも教えてあげられる」と自信をのぞかせた。
また今年は、教えるだけでなく自ら歌を披露する機会も。2月9日にはマグノリアホールで行われる『小林一三が愛したタカラヅカ2020~オケピの卒業生が奏でる名曲たち~リターンズ』、3月16日には心斎橋で行われる美郷真也のライブへの出演が決まっており、宝塚の名曲たちを懐かしんで楽しんでもらいたいと意気込みを語った。