新型コロナウイルス、関西では奈良と大阪に続き、京都でも感染が確認された(1月31日現在)。外国人ツアー客はいつもより少ないが、ファミリーなど多くの個人客が訪れる。
関西を訪れたインバウンド=外国人観光客だけではなく日本人観光客もマスクは必須。神戸の中華街・南京町と世界遺産・姫路城、大阪駅前で聞いた。
福岡から訪れた30代夫婦・大阪駅で「まず関西に行って大丈夫かな?という心配はありました。やはマスクは必須アイテムですね」
名古屋から神戸を旅行する20代カップル「神戸に来てロープウェイ乗り場や異人館など、あらゆるところに消毒用アルコールが置いてあったのでびっくり。レストランのエントランスにも。でも対策は大事ですよね」
豊岡から姫路城に・40代夫婦「マスクと手洗い、うがいは大事です。でも実際には何もやってません。ちょっと過剰になりすぎてるかなぁという気もしますね。感染者、関西で3人ですか…そういうニュースを聞くと確かに気になるなぁ」
姫路城でも天守閣や売店など6か所に消毒薬を置いている。1月24日以降の春節による中国人の増加を見据えたもので中国語が話せるスタッフによる積極的な声掛けも。
WHO=世界保健機関は新型コロナウイルスの感染拡大について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言、新型ウイルスが中国以外で拡がるリスクを理由に挙げる。なお世界全体の感染は約9,800人と1万人にせまり、死者は200人を超え17年前のSARS=重症急性呼吸器症候群を上回る。