工務店にも三ツ星☆☆☆赤穂市の栄建築、兵庫初の「三ツ星工務店」に | ラジトピ ラジオ関西トピックス

工務店にも三ツ星☆☆☆赤穂市の栄建築、兵庫初の「三ツ星工務店」に

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「三ツ星レストラン」ならぬ、「三ツ星工務店」。工務店にも三ツ星が存在することをご存じだろうか。このたび、赤穂市の栄建築が、兵庫県内で初めて「三ツ星工務店」に選ばれた。

 耐震性、耐久性、断熱へのこだわり。地域性、近隣への配慮、家作りへの気配り。さらに実際に家を建てた人の満足度。これらが反映される「三ツ星工務店」の認証は、第三者住宅検査機関のホームリサーチ(愛知県東海市)が1,000枚にものぼる現場写真から総合的に評価したもの。さらに、認定を受ける側にも条件があり、売上至上主義の工務店も、営業力重視の工務店も「NO」。耐久性・耐震性を考え、引渡し後もこまめなフォローで技術を磨き、「良い家をより安く!」と考えている工務店だけが認定を受ける資格を有する。

 そんな厳しい審査を経て、2019年第8回三ツ星工務店グランプリで認定されたのが、赤穂市城西町の栄建築。全国1,487社の中で第9位、兵庫県エリアでは1位を獲得した。

「大手ハウスメーカーに押されるなか、工務店の技術力を知ってもらいたい」と、栄建築の代表取締役社長、井上一幸さん。初めて挑戦したグランプリにも関わらず、兵庫県1位という偉業を成し遂げた要因として、地元に根差している工務店ならではの、作り手が分かる仕事が挙げられる。「これで良い」ではなく「これでないとダメ」という妥協を許さない仕事や、何より栄建築の強みとなっている、下請けや協力業者に依存することなく、すべて自社の職人でまかなえること。これらが家づくりに反映し、評価されたと考えられている。

 たたき上げの職人による、こだわりの家づくり。納得するまで何度も、じっくりゆっくり時間をかけて、お客さんと二人三脚で作る理想の空間。そういった住まいづくりを担える、栄建築をはじめとする「三ツ星工務店」認定の工務店の技術は、これからも地元にとって大事な存在になってくるだろう。

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